雪浦だより

雪浦くんち 2014

本日は、雪浦くんち。

雪浦くんちは、300年以上の歴史がある雪浦 熊野神社の秋季大祭です。

二日間にわたって行われ、一日目は、熊野神社からのお下り、二日目は、下宮からのお上りです。

厳かに神事が行われます。

神事が終わるのを待っている時間。昼下がりの柔らかい日差しの中、のどかな時間が流れています。

 

いよいよしゃぎりがはじまりました。

雪浦くんちは、子どもがとても大切な役割を果たします。

低学年の子どもが太鼓をからい、高学年が叩きます。

結構重い太鼓、小さな低学年がからうのは、大変ですが、こうして背中で拍子をおぼえ、早く自分も叩きたいと憧れも強くなっていくのでしょう。

今年の大太鼓は、中学二年生と高校二年生。

素晴らしい太鼓でした。太鼓の音も迫力いっぱい、高く飛び、息のぴったりあった、いい太鼓でした。

「かっこいいねえ・・・」 子どもたちの心の声が聞こえてきそうですね。   

上宮での神事が終わり、神輿が動き出しました。

 

こうして、神輿のあとを、しゃぎりながら、下宮まで行列が続きます。

    

太鼓を担げない小さな子どもたちはシバを持って、列に続きます。

秋の空に くんち笛の甲高い音が響きます。

   

下宮に到着です。下宮でも、神事が行われます。

   

 

秋空のもと、一日目の雪浦くんち。厳かに行われました。

 

・・・・・雪浦くんちは、実は、夜がまたすごいんです。

くんち参りといって、各家をお客さんが訪問し、ご馳走をいただきます。

入れ替わり立ち替わりたくさんのお客さんがやってきます。ご馳走が次から次へ運ばれてきます。

一昔前までは、無礼講で、何十人もの方が一晩にきたそうです。中には、知らない人がいたリもするそうです。

お家の方は、本当に大変です。今では、事前にご招待の言葉かけがあり、おじゃまさせていただきます。

 

がにじる、をいただきました。つがね(もずくがに)を丸ごとすりつぶしたものの味噌味のそれはそれは美味しい汁物です。

雪浦の郷土料理です。それぞれおうちによって味が違うそうです。

その家のご主人を囲んで、いろいろな話がはずみます。 

 

Kさんのおうち。スマンドスでも宴会演奏させていただきました。 毎年、ありがとうございます。

Hさんのおうち。ここでは、スマンドスの二名による、サーモンとバーサンクルのフォークです。

楽しい演奏にみんなとても喜んでいました。

音楽は、初めて合う人も、みんなともだちにしてしまう不思議な力を持っています。

 

お酒にご馳走に音楽。幸せな時間、ありがとうございました。

 

明日は、下宮におりてきた神様が上宮に戻る 「お上り」です。

10時、下宮から始まります。午後からは、子供相撲も行われます。

どうぞ、二日目も雪浦くんちに、いらしてください。

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