本日(3月1日)、昼と夕方のNHKニュースで、東濱風力発電所建設反対の団体設立についての放映がありました。
(上の写真をクリックしてください。ウエブニュースにリンクします)
・・・NHKニュースの記事の内容・・・
西海市で風力発電反対の団体設立
03月01日 10時18分
西海市で新たな風力発電所の建設に反対する市民が団体を立ち上げ、今後、署名活動などを行っていくことが分かりました。
海からの風が継続的に吹く西海市では、2か所で風力発電所が設置されていて、市によりますと、洋上も含めてさらに6か所で風力発電所の建設が検討されているということです。
これに対し、西海市大瀬戸町に住む一部の住民は、新たな風力発電所の建設に反対する団体を発足させ、3日に決起集会を開く予定です。
大瀬戸町では東京の企業による3基の風車からなる風力発電所が計画されていて、団体は民家から500メートルほどの距離しかなく騒音が心配されるほか、景観が悪化するおそれがあるなどとして計画の中止を求めています。
団体では、今後、計画に反対する署名を集めて建設の手続きに関わる西海市に提出したり、会社側に直接要望したりして、反対の意思を示していくことにしています。
団体の代表を務める川添成行さんは「絶対に風力発電所が建たないようにしたい」と話していました。
一方、建設を計画している日本風力エネルギーは「地域の皆さまの不安や懸念事項に対して根気よく回答を説明させていただく」とコメントしています。
【西海市 ゾーニング計画】。
西海市は、環境省のモデル事業として市内の風速などを測定し、風力発電に適した地域や保全する地域などを地図上に示した「ゾーニング計画」を作成しています。
ゾーニング計画では、自然環境や景観などを考慮して保全しなければならない「保全エリア」と風速が一定以上で、風力発電に適した「適地エリア」に大きく分かれます。
「適地エリア」については、環境などに配慮して選んだ「候補エリア」、さらに候補エリアの中から早期の事業化が見込まれる「事業推進エリア」が指定されています。
今回の風力発電所の建設計画は「適地エリア」に位置していますが、「候補エリア」や「事業推進エリア」には入っておらず、西海市は、「計画されている場所は市が建設を推進する地域ではない」としています。
西海市では、「風力発電を地域振興につなげたい」としていますが、発電所の建設にあたっては「住民の意見を尊重していく」としています。