雪浦ウィーク中、凧道楽で上映した原発関連の映画を、ゆっくりと見たいというお声を多数いただき、毎月上映会を開いています。
毎回15名程の参加者で、ゆったりと映画を見て、お話をしています。入場無料です。
どうぞ、気楽にご参加ください。
日時・内容については、以下の通りです。
場所は、長崎県西海市雪浦の川添酢造さんの二階の、「ビネガーホール」です。
主催: 凧道楽 お話; 藤田祐幸 問合せ:090-6291-5700(山田)まで
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ビネガーホール ミッドナイトシアター【第二期】
10月25日 (金)午後7時30分より 「チャイナシンドローム」
11月15日 (金)午後7時30分より 「シルクウッド」
12月27日 (金)午後7時30分より 「シャドウメーカーズ」」
●「チャイナシンドローム」(1979 年米国コロムビア映画)(122 分)
監督:ジェームズ・ブリッジス、
出演:ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラス
原発事故を描いたサスペンス映画。原発の取材中に事故に遭遇し、真実を伝えようとする女性リポーター、ずさんな管理に気づき事故を防ぐために命を懸ける原発管理者、不祥事を揉み消そうとする利益優先の経営者といった人物たちの対立を描く。
タイトルを直訳すると「中国症候群」で、映画の中での台詞から採られた。もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないか、というものである。
この映画が公開されたのは1979 年3 月16 日であるが、それからわずか12 日後の1979 年3 月28 日に、ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で本当の原子力事故であるスリーマイル島原子力発電所事故が起きた。この事故もあり、映画は大ヒットを記録することとなり、それまで医学用語としてしか使われていなかった「シンドローム」(症候群)という言葉が、他の言葉と組み合わさり、「シンドローム」という形で社会現象などを表す言葉としてしばしば使われるようになった。
●「シルクウッド」(1983 年米国)(131 分)
監督:マイク・ニコルズ
出演:メリル・ストリープ、カート・ラッセル、
カレン・シルクウッドはオクラホマ州クレッセントの近くにあったシマロン核燃料製造所(CimarronFuelFabricationSite)に勤める化学技術者で、核燃料棒に詰めるプルトニウムペレットの製造に従事していたが、プラント内で行われていた多数の不正行為に気づいた。その事実をアメリカ原子力委員会(AEC)に証言した後、カレン自身の体が、プルトニウムによる不審かつ深刻な汚染を受けていることが判明。彼女はこれらの事実を公衆に告発するため、証拠書類を持ってニューヨーク・タイムズ紙の記者に会いに行く途中で、不審な自動車事故により死亡した(他殺の可能性が論議されている)。
カレンのプルトニウム汚染発覚から不審死に至るまでの一連の事件は、いわゆる「シルクウッド事件」として、一大原子力スキャンダルに発展し、1983 年に『シルクウッド』というタイトルで映画化された。
●「シャドウメーカーズ」(1989 年米国パラマウント映画)(126 分)
監督: ローランド・ジョフィ
出演: ポール・ニューマン, ドワイト・シュルツ,ボニー・ベデリア
1942年、アメリカは原爆開発に着手。そのプロジェクトをマンハッタン計画と称し、ニューメキシコ州のロス・アラモス研究所にて開発が始められる。物理学者のロバート・オッペンハイマーを科学者たちのリーダーとして研究が進められるが、計画を指揮するグローヴス将軍の方針により部門間でも徹底した情報規制がとられ、科学者たちは秘密主義のもとで戸惑いながら取り組むことに。やがて完成した原爆は1945年7月、実験に成功。そして8月、それぞれファットマン、リトルボーイと名付けられた2つの原爆がついに広島と長崎へ投下される…。
日本に落とされた2発の原爆をつくった科学者たちの行動を描いた衝撃作。軍の思惑とは裏腹に原爆製造に疑問を持ちながらも開発を進めていく一流科学者達の葛藤をそれぞれの立場から描いている。
前回の様子です