昨年3月定例会の一般質問の際に益田の教育の大きな体系についての提案をしました。
益田でどんな人材を育てていくのか、どういう人材を育てていくのか、学校や地域がそうした意識をどれだけ共有できる形を作っていくのかが大切だと提案したものですが、そうした方向は少しずつ見えてきています。
まずは、これに基づいて、市内の全ての保育所で実施するための、発達段階に応じた益田を体感する保育プログラムの作成を益田市保育研究会で取り組んで頂いています。
これについては、少しずつプログラム作りが進んでいます。
次に幼稚園・保育所から小学校へのつなぎ・連携について。
これは益田市として、幼稚園幼児指導要録と保育所児童保育要録の様式について幼稚園・保育所・小学校が1年がかりで一緒になって検討して、その様式が作られました。
平成22年度入学児童については、これまでは統一した様式が無いまま「気になる子」についての引き継ぎのみにとどまっていた就学前から小学校への引き継ぎが、全ての子ども達について丁寧に小学校に引き継がれる仕組みとなります。
なかなか見えづらい部分ですが、子ども達が育っていく上で、こうした一つ一つの仕組みを作っていくことが学校種間の連携には必要と考え、訴えてきたものです。
「益田の産業を体感する」点について、キャリア教育のあり方についても問うてきましたが、これについては残念ながら十分な仕組みにはなっていません。
ただ、小学校の農林水産業体験の仕組み作りは少し進んでいるようです。
一部の学校ではありますが、学校の近くの田んぼを学校田として、稲作体験ができる仕組みを新たにつくろうとしています。
最終的には全ての学校でそうした体験ができる仕組みにしていくようですから、引き続き働き掛けていきたいと思っています。
「益田の文化を体感する」点については、副読本の作成をということでしたが、その副読本に基づいてどういう授業を行うのか、単に机上ではない工夫が必要となりますから、これも次年度に向けた課題ということになりそうです。
また、現在学校教育審議会が公募されていますが、この審議会が機能的なものとなれば、地域社会全体で教育を支える仕組みを作ることにつなげられると思います。
生涯学習については、教育委員会で生涯学習基本計画の策定が進んでいます。
生涯学習基本計画には、テーマ別だけでなく年代別の事業展開が必要ではないかと提案しているところですが、策定がずいぶん遅れているようです。
いずれにしても、平成22年度に向けて、少しずつではありますが大きな仕組みに近づくようにしていきたいと思っています。
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