鉱石ラジオ

艦これ二次創作小説同人
C103 土曜日 東地区 ヨ-09a

「放課後ていぼう日誌」完走しました

2023-08-15 23:35:49 | アニメ
ちょっと今後の二次創作の参考にしたくて「放課後ていぼう日誌」(2020)を完走しました。テレビ放送時は、たぶんコロナで放送延期になったのをきっかけに、途中で見るのを止めて(忘れて)しまったんだと思います。いま見るといい作品ですよね。
田舎町に引っ越してきた主人公の女子高校生が、部活動を通して釣りに親しんでいく(=沼にハマる)様子を描いたアニメ。よくある女子中高生もののひとつだが、釣りの描写が丁寧で、僕のようにまったく釣りを知らない人に取っては、見知らぬ世界のことを垣間見ることが出来るという意味で、啓蒙的な作品でした。
例えば、第9話「備えとアオサギ」では海釣りの危険性(ライフジャケットの着用)とマナー違反の加虐性(釣り糸・釣り針の廃棄)が描かれていた。遺棄された釣り糸が絡まったアオサギの足、指が何本か欠落しているところをセリフでは強調せずに作画でしっかり見せているところはとても良かった。見ようによってはとても残酷。それを言葉には載せないで、視聴者に「ちゃんと理解しろよ」と投げ掛けている感じがするのが良い。

また、主人公・鶴木陽渚の表情がコロッコロ変わるのが、マンガ・アニメ的に振り切った表現になっていて楽しかった。特にひるんだり、怪しんだりといったネガティブな表情が、上手く言えないが普通よりも「一歩踏み込んだ」作画になっているように見えた。それでいてやり過ぎな感じがしないので、とても微妙なバランス感覚の上に成り立っているような気がした。僕の趣味との兼ね合いもあるので一般化は出来ないけれど、人物の作画は丁寧だと思います。

個人的には、真性のアホの子(悪意的に言えば、ある種の「障害」すら連想させるほどの「アホの子」)が登場しないのもポイントが高かったです。

この夏休み中には「スローループ」(2022)と「つり球」(2012)を完走する予定です。ちょっと釣りアニメがマイブームです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。