鉱石ラジオ

艦これ二次創作小説同人
C105 日曜日 西地区 せ-27b(西2ホール)

やがて色づく世界のグリッドマンがウザすぎる

2018-11-07 23:51:42 | アニメ
この秋アニメではこんな番組を見ています。

■やがて君になる

4話まで鑑賞。作品の傾向からつい「青い花」(2009, J.C.STAFF)と比較してしまいますが、「やがて…」が面白いのは誘惑した七海燈子の方が小糸侑に対して「弱い」立ち位置にあるという点。では、小糸侑が強い立場にあるかというと決してそうではなく、互いに翻弄される関係にある、というところだろうか。タイトルの「君」とは誰のことを指しているのだろう。オープニングで七海が、小糸ではなく佐伯沙弥香と並んでいる点も謎めいて見える。この先の進展が素直に気になる作品だ。槙聖司は、視聴者(読者)の観点を作品内に取り込んだ存在で、面白いと思う。

■色づく世界の明日から

5話まで鑑賞。いろいろな要素が複合された作品だと思うが、僕はこれを一種の異世界モノだと考えている。いわゆる異世界モノは現代人である主人公が異世界に転生したと見せかけて時間的には過去に遡行しており、元現代人としての時間的優位性を武器に無双する。「異世界居酒屋」などはその典型ではないだろうか。ところが「色づく…」では、主人公の月白瞳美は身ひとつで過去に飛ばされて未来人としての優位性を発揮できないどころか、魔法遣いという異能の力も半人前、しかも視界から色彩を失っているというハンディキャップを持つ。最期に彼女は元の時間に戻ることになるはずだが、そのときに何を得て、どのようにして帰還するのか。こちらも今後の展開に多い大いに興味をそそられる。
作画の美しさでは京都アニメーションを上回ったのではないか。4話のお化け騒動は秀逸の一言に尽きる。月白琥珀が可愛い。こういう女子は男子に人気があるはずだが、退かれているのが面白い。
川合胡桃が上手い。東山奈央だもんね、当然か。
個人的には今期で一番気に入っている作品だ。

■SSSS.GRIDMAN

5話まで鑑賞。劇伴の使用を極力控えた非常に静かな展開が凄くいい緊張感を持っていると思う。この雰囲気は他の作品では味わうことができないので、どっぷりと浸って楽しんでいる。だから、TRIGGER作品ながらあまりTRIGGERらしい演出はして欲しくないのだが……。回を追う毎にギャグ要素が増えているような……。
新条アカネが、如何にも悪役的な、露骨に高飛車な態度を取らないのも、この作品の基調を上手く捉えていると思う。その意味で、好感が持てる。彼女の眼鏡のヒビは気になる。宝多六花も全然ヒロインぽくなくて普通の女の子なんだよね、ってところがいい。
だからこそギャグの要素は抑えて欲しいなあ。超シリアスなくらいでちょうどいいと思うのだが。

■うちのメイドがウザすぎる!

ウザいメイドさんというと古くは「ジャングルはいつもハレのちグゥ」(2001, シンエイ動画)のベルさんとか、最近では「小林さんちのメイドラゴン」(2017, 京都アニメーション)のトールとか、あるいは「まりあほりっく」(2009, シャフト)の汐王寺茉莉花さんだったり、「まほろまてぃっく」(2001, GAINAX、シャフト)の安藤まほろさんもこの系列に属するかも知れない。こうしてみると、まともなメイドさんて「ハヤテのごとく」(2007-2008, SynergySP)のマリアさんくらいしか思いつかない。まあ、マリアさんがまともだとすれば、の話ではあるのだが。
日常系アニメ。先のことなどいっさい気にせず、高梨ミーシャと鴨居つばめの安定した関係を堪能できるという点で、今期、もっとも安心感のあるアニメだと思う。
この二人の関係性が安定感抜群なせいだろうか、たまに登場するミーシャの父親、高梨康弘は余計な存在にも見える。だが、登場しなければしないで不足に思えるのに違いない。たしかに父親不在でも成立する話だろう。それなのに敢えて登場させるあたりが、この作品のバランス感覚の良さだと思う。彼がいることで、荒唐無稽なアニメに妙な現実性が備わるように感じるのだ。家族の存在などテレビの深夜アニメでは無用の長物のように扱われるのが通例だが、それだからこそ一定の位置を占めているこの父親の描かれ方には興味をそそられるモノがある。

今期のアニメは豊作ですなあ。見る方も大変です。
おかげさまで「とある」も「金カム」もすっかり色褪せてしまって、録画はしているけれど放置状態です。
以上。
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