食物アレルギ-とアトピ- 授乳期 卵とり過ぎに注意
卵や乳製品、小麦などの食物アレルギ-が問題となっています。卵などが含まれる離乳食でじんましんが出て全身が赤くなったり、ゼイゼイした呼吸困難になり、血圧も下がるような即時型アレルギ-反応には注意が必要です。ケ-キなど卵成分の多い食品で母乳中の卵タンパクが増え、赤ちゃんが消化しきれずアレルギ-を起している可能性もあります。妊娠中~授乳期は卵や乳製品を多くとり過ぎないようお勧めしています。腸の消化吸収機能が発達する1歳半くらいから症状がなくなるお子さんも多いです。一方、アトピ-は食物の影響で湿疹が悪化する遅延型アレルギ-が関係します。スキンケアのみならず、母子ともに添加物や防腐剤を避け、新鮮な野菜やイモ、マメなどを使った和食中心の栄養バランスが重要です。遅延型は危険なアレルギ-ではないので、過度の食事制限も避けたいものです。(長野省五=札幌・ながの小児科院長)
卵や乳製品、小麦などの食物アレルギ-が問題となっています。卵などが含まれる離乳食でじんましんが出て全身が赤くなったり、ゼイゼイした呼吸困難になり、血圧も下がるような即時型アレルギ-反応には注意が必要です。ケ-キなど卵成分の多い食品で母乳中の卵タンパクが増え、赤ちゃんが消化しきれずアレルギ-を起している可能性もあります。妊娠中~授乳期は卵や乳製品を多くとり過ぎないようお勧めしています。腸の消化吸収機能が発達する1歳半くらいから症状がなくなるお子さんも多いです。一方、アトピ-は食物の影響で湿疹が悪化する遅延型アレルギ-が関係します。スキンケアのみならず、母子ともに添加物や防腐剤を避け、新鮮な野菜やイモ、マメなどを使った和食中心の栄養バランスが重要です。遅延型は危険なアレルギ-ではないので、過度の食事制限も避けたいものです。(長野省五=札幌・ながの小児科院長)