病気① 発熱の対処法
子どもはウイルスや細菌に感染した時の免疫防御反応が活発で、よく高熱を出します。熱の出始めは解熱剤で下げてもまた上がることがあり、繰り返すと体の負担にもなります。まず体を温め、汗をかけば熱は多少下がるものです。熱が38~39℃になり、布団をはねのけるなど暑くてつらそうなら、座薬などを使うようにお話しています。急に熱が上がったり高熱が続いた時、突然白目をむいて意識を失い、チ足をぱたぱたさせる熱性けいれんをおこすことがあります。通常は数分で治まりますが、5分以上続いて呼吸状態が悪い場合、治まっても繰り返す場合や初めての時は救急車を依頼してください。原因は食事や水分不足のほか、風邪薬などの影響もあります。風邪薬も症状を抑えるだけで、病気を治す薬ではありません。アメリカでは最近、子どもには風邪薬の使用を控えるよう勧告されました。(長野省吾=札幌・ながの小児科院長)
子どもはウイルスや細菌に感染した時の免疫防御反応が活発で、よく高熱を出します。熱の出始めは解熱剤で下げてもまた上がることがあり、繰り返すと体の負担にもなります。まず体を温め、汗をかけば熱は多少下がるものです。熱が38~39℃になり、布団をはねのけるなど暑くてつらそうなら、座薬などを使うようにお話しています。急に熱が上がったり高熱が続いた時、突然白目をむいて意識を失い、チ足をぱたぱたさせる熱性けいれんをおこすことがあります。通常は数分で治まりますが、5分以上続いて呼吸状態が悪い場合、治まっても繰り返す場合や初めての時は救急車を依頼してください。原因は食事や水分不足のほか、風邪薬などの影響もあります。風邪薬も症状を抑えるだけで、病気を治す薬ではありません。アメリカでは最近、子どもには風邪薬の使用を控えるよう勧告されました。(長野省吾=札幌・ながの小児科院長)