目が覚めると朝からザアザアと音を立てて雨が降っていたのだ。
がっかりしつつ、「子供には雨合羽持っていかないと…」などと算段を立てていると、出発するお昼頃には晴天に。
やったー!とばかりに雨具を全て置いて、子供達と3人で出発することに。
伴侶は一足先に東京に向っているため、子供二人を連れてバスにのり、電車と地下鉄を乗り継いで新幹線に乗った。
さすがに3連休と言うことで凄い満車率でウンザリである。
子供二人を連れ、自由が効かない事もあり、普段なら乗らない喫煙席で何とか3人ですわると、まだ出発して数分しか経っていないと言うのにいっくん樹はお昼ご飯を食べた途端に爆睡!
こいちゃんにはビンゴやスクラッチをさせたり、しまじろうのシール遊びをさせたりしていれば大人しくしてくれるので比較的楽に品川に到着出来たのがありがたい。
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それを聞かせておやつを食べさせている間に伴侶が到着し、1日ぶりにあった子供達は大変はしゃいだ。
明日からは東京ディズニーランドだと言うことでホテルに着いてからすぐに眠らせようとしたが、子供たちは興奮気味なのかよく喋りなかなか眠らなかった。
翌日のディズニーランド は晴天である。
入り口の装飾から、商品からハロウィン、25周年で彩られ、嫌がおうにもテンションはあがるあがる。
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こいちゃんはディズニーランドで着たがっていたシンデレラの、いっくんは友人が貸してくれたハロウィンの格好に仮装した。
今年は25周年、そしてハロウィン、そして3連休と言うことでものすごい人である。
今年は25周年、そしてハロウィン、そして3連休と言うことでものすごい人である。
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ハンバーガーやチキンのサラダ、ハロウィンのスーベニアマグのついたパンプキンムースなどを食べ、ちょっとだけのんびりと休憩である。
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と言っても、相手も素人さんで、仮装しているのである。
こいちゃんは喜び、どうしても一緒に写真がとりたいというので、声をかけ一緒に写真を撮って貰った。
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パーク内全体が雰囲気が違い歩いているだけでもかなり楽しい。
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伴侶が、アトラクションまちの間に「スモークターキーレッグ」を買ってくれたので、それをはぐはぐと食べながら遠めにパレードを眺める。
やわらかくて、どうやったら真似できるのか、いつも不思議に思う美味しさ。
あせる伴侶。
無理やりゆさぶり起こして、ティガーが目に入った途端、何とか覚醒したらしい。
あんな大音量で寝るとは思わなかった…。
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それと同時にシンデレラ城も美しく輝き始める。
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真っ暗な空に、曲のタイミングにあわせて花火が上がったのだ。
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こいちゃんも目を潤ませて大感激である。
帰りたくなくても足は痛いし、体は疲れているしで、こいちゃんもいっくんも踏ん切りがつかない。
彼ら自身も葛藤してしまうほど、楽しい一日だったのだ。
その気持ちに折り合いをつけるかのようにこいちゃんはミニーちゃんのフリフリカチューシャを購入し、いっくんもスタージェットの玩具を買い、パークを後にした。
目が強いはずのこいちゃんが伴侶におんぶされ、眠りながらホテルに着くほどくたくたになったのだ。
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いっくんの剣先にも覇気がない。
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「 トランジットスチーマーライン」に乗ってぐるりと遊覧してから「マーメイドラグーン」にむかう。
この日は新幹線に乗らなければならず、遊ぶ時間は大変少なかった為、簡単な物でも目に付けばすぐに乗せた。
シーは空いていて、15分前後の待ち時間でどんどん乗れるため、親も大変楽である。
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「 キス・デ・ガール・ファッション」でこいちゃんはお気に入りの髪留めを買い、「セバスチャンのカリプソキッチン」でパスタやピザなどを食べた。
ディズニーランドと違って、席を広々使ってゆったり、のんびり食事できるのは嬉しい。
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早足で 「アラビアンコースト」に向うと「マジックランプシアター」に入った。
「 アグラバーマーケットプレイス」で、いっくんは2本目の剣を購入。
両手に剣を持ち、アラビアンコーストをうろうろするいっくんはいっぱしの盗賊にでもなったつもりか…。
待たずにアトラクションにのれて、 町並みが癒しとなるディズニーシーは、二日目にぴったりのステージかもしれない。
新幹線の時間を気にしつつ、「ストロベリーポップコーン」「 キャラメルポップコーン」などをゲットするのは忘れない。
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いよいよ時間がやばい、となったころ、子供達の疲れもピークに達する。
ゼリードリンクをすすりながら歩かなくなってしまい、おんぶしながら小走りで、しかしちゃっかりと、気になっていたスーベニアなどはゲットしつつパークを後にした。
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おりがみで遊んだり、英語絵本を聞いたりしつつ、 ポップコーンを食べたりして余韻に浸ったのだ。
遠いのでなかなか行くことが出来ないが、それだけにこんなに楽しい。
子供達は「普段ディズニーのワールドイングリッシュ(英語)を頑張った御褒美」だと勝手に結びつけて納得しているようだが、ま、それもいいだろうと思う。
おばけは本当にいるのか、アリエルは本当に人魚なのか、二人が抱えていた可愛らしい疑問は晴れたのだろうか。
夢か現実か判らないほど、不思議で楽しい世界の記憶が、今から大人になるこいちゃんといっくんにずっと残っていれば素敵なことだと思うのだ。