浮き輪をつけて伴侶とおじいちゃんに遊んでもらいながら海水浴。
暖かい日ではあったが、さすがに私達以外で海水浴をしている人たちはいなかった。
いっくんは水がだいぶ怖くなくなっているらしく、浮き輪をつけたままとはいえ、水に向って低い位置からなら飛び込めるようになり、楽しそうである。
海水が美味しいらしく、手をべらべらなめるので、見ているとちょっと気持ち悪い…。
それによって病気になることはないのだろうが、本当にやめて欲しい。
小魚をアミで取ったりしながら皆で遊んだ後、温泉に向った。
ひいばあちゃんは、連日外出が続いて疲れているということで、お留守番をすることになった。
車で15分ほどの場所にある温泉で、食事も出来る。
こいちゃんは温泉が好きなので、2度目にも関わらず(一度目は一人で実家に滞在した際に連れて行ってもらっている)嬉しそうである。
わざわざ浴衣に着替えて移動する露天風呂があり、私は面倒くさかったが、温泉好きの伴侶はいっくんと行ったらしい。
竹やぶがあったらしくいっくんは喜んでいた。
色々な服を着るのが楽しいらしい。
チョコスプレーのかかったソフトクリームを嬉しそうに頬張る二人。
帰り、空を見上げると、星が綺麗に見えた。
やはり実家の空は、大阪よりも幾分澄んで見えるのは、気持ちがおおらかになるせいもあるのだろうか?
街頭が少ない為、車のライトを消すと暗闇である。
時折獣が道路を横断する、田舎道を、のんびり運転して帰宅するとひいばあちゃんが出迎えてくれる。
時折こんなのんびりした地に帰れるのが、私にとっては何よりの贅沢なのである。