期間限定で開催されていたトリックアートの展示を見に行ってきた。
やや薄暗いライトで照らされた数々の作品は、どれも立体的に描かれており、なんとも不思議…。
片目で見たり、カメラのテカリなどが写りこまなければかなりリアルに見えるのだ。
その上、とっても綺麗な絵の数々に、それだけで子供たちは感動した様子である。
大きな絵は、それだけで迫力がある。
何点かの絵を見て歩くうちに、子供たちもこのトリックアートの意味を理解したらしい。
はじめは「どうして触ってるふりして写真とる?」と言いたげだったいっくんも、こいちゃんがするようにそこに生き物がいるかのようにポーズを取るようになった。
まるで額から泳いで出てきてしまったかのような鯨をなでる二人。
壁から飛び出してくる恐竜に「わぁ~!!!」な表情をつくり、突進してくる恐竜を触ってみたりした。
だんだん楽しくなってきた。
恐竜の尻尾をひっぱってみたり。
「踏み潰される~!!」とマンモスの足の下に行って撮影。
かなり楽しいぃ~!
牙をむいて襲い掛かる豹にも余裕の表情のこいちゃんである。
芸術的な彫刻も実は絵。
片目で見ると、本当に柱の間に彫刻がおかれているようで不思議である。
空中に浮いて出てきたようなブロックも、丁寧に描かれた1枚の絵だから素敵である。
「うんしょ…」絵の中から抜け出してきた二人。
もう何が絵で、どこまで本当か判らない感覚である。
どこに移動しても二人を追いかける天使の視線は、常にカメラ目線なのだ。
最後は大きな鬼(?)にぱっくり食べられた子供たち。
あ~、美味しかった!
不思議な錯覚の世界で遊び、大満足の子供たちであった。