とうとう最終日。
朝ごはんを食べ、支度を済ませてチェックアウトをし、ミーティングプレイスに集合した。
前日に皆で踊った踊りをもう一度皆で披露して、最後のイースターショーの始まりである。
希望者だけ歌やダンス、スピーチなどを発表できるということで、仲良くなったお友達のママからの提案で、こいちゃんといっくんも英語での質問などをしたりして発表をした。
はにかみまくりで何を言っているのかよく聞こえない…。
いっくんは言われたとおりの質問(お友達の家族の人数を聞くなど)をしていたが、直前になってテンパってしまったこいちゃんは、質問内容(お友達の誕生日など)はあらかた合っているものの、ぜんぜん違う単語で独自のセンテンス…。
それでいいのか?何を勉強してきたんだか~。
中にはオリジナルストーリーを皆の前で披露するすばらしい小学校1年生の女の子などもいて、ため息がでた。
比べるなんておこがましい!ただひたすら、羨ましいなぁ~…。
最後に出てきたイースターバニーは借り出されたかわいそうなパパ扮する2匹の白ウサギ。
バニーテイマーと化した先生のコミカルなリードで子供たちも大うけで寸劇を見守った。
修了証書をもらって先生と記念写真を撮る子供たち。
この瞬間って、いつも名残惜しい。
なんだか、いー感じで先生になれて来て、英語が定着し始めた頃にサヨナラなのだ。
先生達はみんな優しくて、今回のキャンプもとっても楽しかった。
先生を東京に送ると一気に寂しいムードに。
その後、お友達と一緒にお昼ご飯を食べることになった。
せっかくなので一緒に遊ぼう!ということになり、ラウンドゴルフを一緒にすることに。
子供たち、初めてのことに大喜びである。
ものすごく風の強い日であったが、そんなことお構いなしに子供たちはボールを打つ!
楽しく一緒に過ごしたお友達も帰ることになり、写真を撮ってお別れすることに。
また7月のイベントであえたらいいね、などといいながら。
さて、まだまだ遊び足りない子供たちとランドカーで園内を回ることになった。
免許がないと運転できないので、子供たちは悔しがったが、何とか私が運転して回ることで納得した。
ランドカーにも乗りたいが、コースター(前日乗った)にも乗りたかったこいちゃん。
ランドカーの係りのおじさんの計らいで、特別にランドカーでコースターの入り口までいけることになり、こいちゃんを送っておいて、身長制限で乗れないいっくんと私はしばらくこいちゃんを待ってランドカーでボー…。
こいちゃんが、つるつる~っと降りてきて、再びランドカーに乗り、出発進行!
陽は出ていても、やはり寒く、山道を走っていると日陰がとにかく寒い。
早く帰りたいばっかりにベタ踏みで加速しようとするが、まったくスピードが上がらない…。
ランドカーなんだから飛ばして見て回るものではないのだから当たり前だけど、あぁ、もどかしい…。
と思っていたけど、子供たちの気になるものはそこかしこにあって、車を降りてフラフラと他所に行き、なかなか進ませてくれない。
子供たちの寄り道に付き合って、しばらく運転席でぼんやりしたりする。
なんだか判らない建物に行ってみたかった二人は、出てくるなり喧嘩をしていて、わぁわぁ言いながらランドカーに乗り込んできた。
どこに行っても喧嘩するのは一緒だなぁ…。
そのあともシーソーを見つけて乗ったり、落ち葉を踏みながらランドカーで蛇行したり。
寒い施設内は人もまばらで3人でのんびりと楽しんだ。
おかげで予定時刻をすっかりオーバー(30分近く…)してしまった。
ランドカーを戻してからホテルまで、違う場所を歩いて帰ることになったのだが、木が生い茂りうっそうとした山道はちょっぴり怖かった。
おまけに寒くて遠くて…やけくそな私は子供を置いて猛ダッシュ!
叫ぶ子供たちを追い抜いて、さっさとホテルへの道を目指す。
やっと見知ったハイキングコースに入り、3人でゆっくりと散歩を楽しむ余裕を取り戻した。
ホテルに戻って3人がまずしたことは、とにかく暖かい飲み物を買ったこと。
本当に凍えそうなほど寒かった。
暖かいココアを飲んで落ち着きを取り戻し、改めてホテルにサヨナラをして車に乗り込んだ。
3日目で、英語モードに入っていたこいちゃんはランドカーの説明するおじさんに「Yes」とうっかり答えてしまったり(本人自覚なし)、帰りの車でも英語でトイストーリを見ながら画面に向かって必死に「No~!No~!」と叫び、キャラクターを応援していた。
「Yes」と「No」は上手くなった……。
判っているのか判っていないのか、私がそれを判断出来ないのが残念なところだが、子供たちが楽しそうだったので、ま、いっか!
確実に子供たちの心の中に思い出として刻まれていくちょっと特別で素敵なキャンプ。
私にとっても、一生忘れることのない思い出になっているのである。