エアウィーヴ マットレス

伴侶が会社の勤続記念品で選べるギフトの権利を貰って帰ってきた。

（カタログギフトではない。）

いくつかの商品の中から選べるらしいよ、と商品の一覧を見ていたのだが、選びかねて忘れていたある日。

マットレスが届いた。
大きな箱からうんせうんせと引きずり出すと、なんともシンプルなマットレスが姿を現す。

どーん。
何故にマットレス？

伴侶は、いつも座布団に毛が生えたようなごろ寝マットレスで寝ている私を心配してくれたらしい。
さらに最近では腰痛や肩こりがひどかったのでこれを頼んでくれたようだ。
実はほかにもヘッドスパの機械なんかも気になっていたのだが…。
ともあれ、私が決めかねているのを見かねて選んでくれたのだから心優しい伴侶である。
まぁ、貧乏性の伴侶のことだから大きいものを頼めば元取ったような気分になるからかもしれないけどね。
などと考えてしまう私は、根っから性格が悪いのだろう。

よくCMなどでもやっているが、寝心地を試したことがないので値段に見合うようなものなのか判断が付かない…。

とりあえずさくらちゃんに試してもらうか…。
なるほど、3.8キロのさくらちゃんが乗ってもへこんだりしない、かなりハードタイプのマットレスである。
不思議そうなさくらちゃんが、あまりにはてなマークだらけで可哀想になったのですぐにおろしてあげた。

さて、寝心地だが、あまり今まで寝ていた敷パッドと変わらない…と言うとちょっと伴侶にがっかりされた。
私の寝ていたものはただのごろ寝マットレスのため、畳一畳分のためシングルマットレスより幅もかなり狭い。
それに比べると寝返りは打ちやすいのだが、硬さはあまり変わった印象がなかった。
しかし、外側は固いのに中は柔らかい印象で、なるほど気持ちいい。
しばらく寝るうちに快適さがわかってきたような気がする。

ちなみになぜ私はそんな簡易的なもので寝ていたのかと言うことになるのだが、理由は移動がしやすいから。
寝床をころころ変えがち（暑さ寒さで場所を変えたり、起きる時間によってはキッチンの隣で寝たり…。）な私なので、移動がしずらいマットレスだと大変なのだ。

他にも理由はあるが、主な理由はそれである。
独身の頃からたびたび引っ越しする癖もあり、どうやらそうゆう性質らしい（？）

しかし、このマットレスになったらそうそう移動できそうにない。
まぁ、こいちゃんもいないし突然部屋を変われと言われることもないのかもしれない。

私もとうとう一部屋で落ち着く時が来たか…。

私の不思議な習性を知ってか知らずか、なかなか快適なものをプレゼントしてくれた伴侶には感謝である。