私が起きたときは、すでにベッドには誰もいなかった。
伴侶はすでにあさり堀に夢中だったし、子供達はもう外にでて騒いでいる。
近隣のかたがたにも、さぞ迷惑なことだろう。
といっても、家同士が離れていて、少々騒いだくらいでは聞こえもしないのが、また田舎の良いところである。
私が出てみるとこいちゃんといっくんは花を拾ったりちぎったりして遊んでいた。
「命があるんだからかわいそうだよ、すぐに花瓶に入れてあげて」と花瓶を渡すと、花摘み大会になってしまった。
花瓶を何個もおばあちゃんに出してもらい、庭を歩き回って様々な花を摘んでは花瓶に挿しつづけた。
「きれい、きれい」と嬉しそうに花を埋け、嬉しそうに花瓶を見せてくる。
その日の昼食は、恒例のように外でバーベキューをしながら食べたのだが、その食卓にこいちゃんといっくんが埋けた見事な花々が飾られた。
花のある生活も、心の潤いが出来て素敵である。
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