私がぐっすり眠っている、朝5時ごろ。
まだあたりが薄暗いころから伴侶と父は家を抜け出し、すぐ前に広がる海に「出勤」していった。
もちろん、目的は「あさりほり」。
干潮が朝6時頃と言うことで、その時間に合わせて出かけたというのだからあきれた。
父はあさり堀が大好きな伴侶のためにあさりが良く掘れるスポットを事前に調べ、様々なところで穴を掘り、万全の体制で伴侶を待っていた。
父の事前のリサーチもあり、帰ってきた二人がもって帰ったあさりの量にびっくり。
2時間ほど掘っていたということだったが、大きなバケツ2杯分である。おまけに良く育っていて、あさりだか、蛤だかわからないほどの大きなものだった。
火をおこし、事前に父がリサーチがてら掘っていたふかしたあさりを、みんなで焼いて食べた。
いっくんは「いだない(いらない)」と食べなかったが、こいちゃんは焼きたてのあさりを「美味しい!」と大量に食べた。
伴侶が大変な思いをして(?)、家族のために(?)拾ってきた甲斐があったというものである。