私と伴侶は音楽を聴き、後部座席に座った二人はDVDを見ていた。
そのときは、何故か映画ではなく、こいちゃんといっくんが赤ちゃんの頃のDVDがあり、それを見せていた。
赤ちゃんである自分達が実家のひいばあちゃん、おばあちゃん、おじいちゃんに、あやしてもらったり、玩具を貰ってはしゃいだりしている画像が延々続く。
実家でおじいちゃん達に会うのを楽しみにしていた子供たちは「もう少しで会えるな~」とご機嫌だった…。
私と伴侶は音楽を聴いてご機嫌であったが、何かの話でいっくんに話しかけ後ろを向いてびっくりした。
いっくんが涙をこぼして赤い目をしてボロボロ泣いているではないか。
DVDは、おじいちゃんがこいちゃんの為にプレゼントの三輪車を開封しているところだった。
赤ちゃんのいっくんはおばあちゃんに抱っこされており、こいちゃんは2歳。
「どうしたの!?」といっくんに聞いても答えようとしない。
結局、理由を語らずに実家に到着。
翌朝、おばあちゃんのベッドで寝ていたいっくんが二階に上がってきて私の布団に入ってきたので慎重に理由を聞いてみた。
「おじいちゃん達が、『こんなものをプレゼントしてくれたんだなぁ』と思ったら、悲しく(?)なった」と言う。
「思いが伝わって、涙がでちゃったんだ?」
と聞くと
「うん…」と言った。
何故涙が出たのか、その理由を上手にお話することが出来ずに無言だったようである。
思いやりを感じて感動するような感覚をはっきり理解できていないのかもしれない。
まだまだ6歳、ボキャブラリーも、経験値も低いいっくんが、大事にされている事を知って涙が出るほど心揺さぶられたのだ。
残念ながら普通子供は、自分が大切にされて育ったことを忘れてしまうらしい。
時々アルバムをひっぱりだして、大事に育てられたことや、愛されていることを説明してあげなければいけないのだ、とも。
常に、「愛している」ということを言わなければいけない。
どんなに大きくなったとしても、宝物はあなた達なのだと言う事を、私は伝え続けたいと思うのだ。
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