台風一家

大学に旅立つこいちゃんとしばしのお別れ

とうとうこの日がやってきた。
大学生になったこいちゃんが一人暮らしを始めるため、伴侶と有給をとって関西国際空港まで彼女を送ることにした。
コロナの影響で1か月以上遅れての渡航となったが、何とか大学生活が始まると言うことでホッと胸をなでおろした。
家にいたらいたで口答えもするし、部屋も散らかってイラっとしなかったかと言うと、決してそんなことはなかったが、やはり寂しさがにじみ出てしまう。

海外での一人暮らし…親としては不安しかないのだが、山のような課題と新しい友達に囲まれて彼女の心はすでにずっと先を目指している。
そんな中、親は老けてゆくばかりなんだね…。
取り残される寂しさのような、夢をかなえるこいちゃんを応援したいような、本当に複雑な気持ちである。
正直なところ寂しいし、日本じゃダメだった?と聞きたい気持ちに何度もなった。
が、三者面談で涙を流してまで海外の大学に行きたいと言ったこいちゃんの前では、絶対に泣きながら見送ることのないようにしようと決めていたのだ。

さて、コロナ禍の国際線はこの通り閑古鳥。
今日がたまたま?それともいつもこんな状態なのかな?
搭乗手続きを済ませ、荷物を預けて身軽になってからお昼ご飯を食べに行くことにした。
杵屋発見!
テイクアウトできると言うことで、こいちゃんは大好きなうどんを注文。
出発ロビーの階で食べることにした。

天丼購入し、こちらは伴侶が食べた。
上は天ぷらが入っていて、下にはご飯が入っている。
食べる直前に合わせて食べるスタイルは、最近ほとんどのテイクアウトで見かけるようになってきた。
うどんすらテイクアウトできるって、コロナの流行していない2年前だとあまりなかったことである。

こちらも美味しかったチキンのお弁当。
こいちゃんがうどんもチキンも食べたくなったら…と好きそうなものを両方頼んだのだ。
うどんでお腹がいっぱいになったこいちゃんに変わり、私と伴侶でいただいた。
考えてみると、こんな過保護な買い方もこれからは必要なくなるんだな…。
しんみり…。

食べ終わりトイレに行ったら、ハイ!時間!
あっという間に搭乗時間となり、手を振りながらバタバタと搭乗入口に消えて行ったこいちゃん。
今までの海外留学の時もそうだったが、去り際は一瞬。
バタバタしちゃうし、なんか焦っちゃうし、感慨深いお別れって感じにはならなかった。
まぁ、それが良かった。
しみじみ泣いたりなんかしたら一人になってからがしんどいものである。

ちょっとしんみりしながら空港を後にした私達。
変わりゆく景色を眺めながら、飛行機を見つけたら「こいちゃんはここに乗っているのかな」なんて考えてしまう。
どうか無事に着きますように…。

ちなみに、到着後にこいちゃんが教えてくれた…なんとお昼ご飯が機内で出たらしい…!
え?うどん食べちゃったよ?
詳しくは聞かなかったが、勿体ないことが大嫌いのこいちゃん、きっと機内食も全部食べたんだろうな…。
想像するだけでちょっと笑いがこみ上げてしまう。
こいちゃんが自分の人生を楽しんでくれますように…!
遠くから祈っている。

コメント一覧

ハリーさま
そうですね、お互い成長しなければいけないですよね( ;∀;)
こうなったら多肉植物にすべての愛情をぶつけてやりますよ(笑)
ハリー
お互いの成長を信じて頑張って下さい✨我家の子供は1年間でしたが今から思えば、私は子離れをするいいキッカケになりました😂
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