今年もやはり幼稚園前には29日の朝9時頃からすでに5人ほど並び始めていて、夕方の5時頃、ようやく整理券をもらえたらしい。
知人は、両親、旦那と交代で並び見事整理券を勝ち取った。
人気の幼稚園に子供を入れようと思うと親は大変だ。
去年苦労した甲斐があり、いっくんは姉弟枠のため、願書を提出してすぐ面接の票をもらうことが出来た。
今日はとうとうその面接の日。
いっくんは「幼稚園」=「楽しい」と思いこんでいるので上機嫌で足取りも軽い。
私は決して自分の名前をちゃんと言おうとしないいっくんの行く末を思うと不安で不安で、雨で寒いはずの中、嫌な汗をかきつつ幼稚園に向かった。
午前保育で12時44分に帰宅したこいちゃんを車にのせ、おにぎりなどを食べさせてから幼稚園に着くと指定された13時30を過ぎてしまっていた。
慌てて靴を履き替えたが、人数が多く、一人一人の面接にも時間がかかっていて、しばらく待ってからいっくんが呼ばれた。
母親と離れることが出来ずに泣き出し、膝に乗せられたまま先生達の質問に答える子も沢山いたが、いっくんはお姉さん先生に手を引かれると受付票を持ってスタスタと入室。
寂しいほどクールである。
そのあとは一度たりとも、チラリとも、私の方を振り返ることもなく、大人しく先生の前に置かれた小さな園児用の椅子に座った。
教室の入り口から思わず身を乗り出して、先生の口の動きやリアクションを観察していると、
「お名前は?」
「○○○○○」
「わあ~、えらいね!」(拍手してくれる)
「女の子ですか?男の子ですか?」
「おとこのこ」
「男の子ね!」(にこにこ褒める)
など、順調にクリアしてる様子。
すばらしい!
名前を尋ねても「ばいきんまん!」「わからない」の一点張りだっただけにそれだけですっかり浮かれてしまった。
この後、知り合いのMAさんに声をかけられ、殆ど確認出来なかったものの、鈴を持たされて先生と同じように振るテストなどを楽しそうにこなしていく。
○△□型ピースの真ん中に穴があいたオモチャを棒に差し込んでいくテストで図と同じように入れることが出来ずにかなり手こずり、時間を食ったようだが、最後は先生もにこにこ顔でオッケーサイン。
いっくんは楽しく遊んでくれた若くて綺麗なお姉さんがすっかり気に入った様子だった。
椅子を降りてドアを出るまでの2メートルほどの距離を何度も振り返りながらしつこく手を振ったのが気に入った度合いを伺わせる。
いっくんはドアを出て私と手をつなぐなり、少し放心気味で、ため息混じりに「たのちかった…」とつぶやいた。
ルンルンのいっくんの手を引いて園長先生の部屋に行くと、先生はニコニコしながらテスト結果に素早く目を通してから、再びいっくんに名前を聞いた。
蚊の泣くような声で名前を答えた。
その後、「おねえちゃんの名前は?」の質問に「○○(←名字)お姉ちゃん…」としか答えない。
何度聞かれても同じ答えに園長先生も苦笑いしつつ「まあ、テストは殆ど出来てますから、2歳にしてはよく出来てるね」と入園証書を渡してくれた。
無言で受け取るいっくんに「ありがとうは!」と小声で叫ぶと振り返り小さな声で「あじがと…」と言った。
その後遊具で遊んでから3時30頃帰宅。
早めにご飯を食べさせようと台所に立った間に眠ってしまった。
ケロリとこなしたようで17時に眠ってしまうほど疲れていたのか。
よく頑張った、いっくん!
これで来年からいっくんもこいちゃんと同じバスで通うことになる。
今から小さな二人の制服姿を想像すると、可愛らしくて嬉しい気分に。
来春が楽しみである。
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