子供たちは幼稚園を休み、私は二人の看病に専念…と言いたいところだが、なんと私も朝から体がだるく、どうやら風邪をうつされた様子。
昼頃には体を起こしているのもおっくうになり、とうとう子供たちの食事の用意も大変になってきた。
熱を測ると37度。
低体温の私が37度はきつい…とぐったりしていたのだが、夕方になるころには38℃に。
子供たちはどうしていたかと言うと、これが驚いたことに、昨日ぐったりしていたこいちゃんはすっかり平熱で、寝てばかりの私を「お腹がすいた~!」と揺り起こしてくる。
いっくんも平熱で、退屈をもてあまし、部屋中をうろうろ。
私が熱と頭痛であえぐなか、「部屋を出てはだめ(寝ていろと言う意味だったのだが)」といわれた二人はいいつけを守り、なんと室内でテニスを始めた。
寝転ぶ私にラケットが当たり、畳をラケットでこする悲痛な音が響いているがいつもの怒声が出てこない。
力ない声で「こら…(はぁはぁ)、だめだよ…(ひぃひぃ)」とつぶやくのが精一杯で、振り向くことも出来ないのだから情けない。
結局伴侶が大急ぎで帰宅してくれるまでの時間、玩具箱をひっくり返したような部屋で小さく丸まって、ガスファンヒーターの前で震えている私を時折踏みつけながら子供たちは楽しく遊びつづけた。
伴侶が帰宅するのに合わせて、大急ぎで掃除をさせてみたが、もちろん焼け石に水。
伴侶は必死で看病してくれ、私たちのご飯を用意し、子供たちや私に薬を飲ませ、歯磨きをしてやったりして奮闘した。
散らかった部屋を眺めて強いストレスを感じたが、それ以上に頭痛と倦怠感がひどかったため、なす術もなく眠たがるいっくんと布団に滑り込んだ。
こいちゃんは伴侶とお風呂に入り、実にさっぱりした顔をして上がってきた。
子供たちが元気そうなのを見て、少し安心しつつ、つらい症状から逃げたいばかりに眠りについた。
翌朝子供たちは平熱、私は37度の微熱が残るも、かなり体が動かせるようになり、改めて健康の喜びを実感。
キッチンを掃除していると純水機(浄水器の親戚)の排水がタンクがオーバーフローしており、床が水浸しであった。
伴侶は私たちの看病に精一杯で、純水器の排水がタンクからあふれてしまうことにも気がつかなかったようである。
がくりとうなだれつつも、やはり私は熱を出してはいけない…とつぶやいてしまうのであった。
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