こいちゃんが今年も「2月13日に友達とチョコレート交換することになったから」と帰宅した。
着々と定着して行っている「友チョコ」。
色々な理由から賛否両論だとは思うが、とりあえず私がチョコレート大好きで、お料理の勉強にもなるし、と言う事で賛成派である。
とにかくチョコレートをはびこらせたい!
形や可愛さにこだわりたいこいちゃんと対照的に、私は少しでも美味しそうなチョコレートブロックを探したくて何件ものお店をハシゴである。
チョコレートフォンデュの小さなお鍋を出し、嬉々としてチョコレートを投入し、溶かしてゆく。
甘い匂いがキッチンに充満し、ずらりと並べられたマシュマロやドライフルーツを前にしてこいちゃんが我慢できるわけがない。
あれよあれよという間に作り上げた作品が一つ減り二つ減り・・・
作れど作れどこいちゃんの口に吸いこまれてゆき、数が増えない。
仕方ないので私も作るのを手伝うが、それもまたなかなか数が増えない・・・うーん、どうしたことか。
さて、イベントの内容はさすがに高学年になって理解しているはずのいっくんも、チョコレートを作りたくてたまらない。
結局皆で型に流し込んだり、絵を描いたりたっぷり数時間、甘いチョコレート作りを楽しんだ。
ある程度チョコレートを食べて満足すると完全に遊びに!
「これだけあれば3日は持つぞ~」と思って買ったチョコレートはわずか数時間で全てが形を変えた。
モノづくりが好きないっくんが意外と上手にデコった反面、あまり色彩感覚が素晴らしいとも言えないこいちゃんが不思議な絵を沢山描いたチョコレートを完成させていた・・・
配れそうな物を綺麗にラッピングして完成。
翌日の友チョコ交換に間に合った。
13日。
学校が終わって待ち合わせをしたこいちゃんたちはそれぞれが頑張って作ったチョコレートを無事に交換したようである。
みんなラッピングもデコもとても可愛い。
チョコレート好きの私でも気持ちが悪くなるほどこいちゃん一緒につまみ食いした、チョコレート大会(?)であった。