台風一家

心に残る郷里の夢

実家の夢を見た。

と言っても、今現在の実家ではなくて、高校頃まで住んでいた昔の田舎の家である。

夢の中の私は高校生くらいらしく、昔の自分の部屋からキッチンにむかって階段降りて行くところだった。

長い廊下に数か所設けられたスイッチをひとつひとつ押して歩くが電気がつかない。

高い吹き抜けの階段をぐるりと回って降り、キッチンに入ると、母が何やらコンロに向かって料理をしているようだ。

とりあえず朝ごはんをたずねてから冷蔵庫の中をあけて好みの物がない事を確認してから、母が揚げていた何かをつまみ食いした。


つまみ食いをしながら、キッチンとテーブルの間に置かれたカウンターの端に行くと、お父さんがカウンターに置かれた果物かごの前にズボンに手を入れたスタイルで立っていた。

他愛もない話をした。


勝手口からいつもの光が漏れている。

そこで目が覚めたのだが、目が覚めているのに夢の中にいるような不思議な違和感。

もう22年も前に実家を出て、今はすでにない建物なのに、実に明確な夢で、起きた途端この内容を自分のパソコンにメールした。

 

翌日もリアルな夢を見る。

当時飼っていた犬を庭に放すのだが、門扉を開けたまま犬のリードを外してしまったことに気が付いた。

田舎だけあって大変広い自宅だったので、犬より先に門扉を閉める為、焦って走る夢である。

前の道路を歩いていたご近所さんと少し話をして・・・目が覚めた。

この時も妙な違和感にメールを送ることに。

何かの暗示か?

何だか気になる夢だったが、後日とても驚くことになるとは夢にも思っていなかった。

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