ひいばあちゃんが無くなって一年が経った。
実家で法事をすると言う事で土曜日、色々な用事を済ませてから実家に向けて出発した。
忙しくてなかなか帰省できなかったので数か月ぶりの帰省である。
途中、ドッグランに寄り皆で休憩しながら遠距離を進む。
到着するとさくらちゃんを庭に放してたっぷり検プン(匂いを嗅ぎ、確認させる我が家用語)させる。
母の出してくれる料理を頂いて、お酒を飲むとようやく実家に帰った実感がわいてくるのだ。
数年前までは眠ったままで到着し、抱っこされてベッドに運ばれたいた子供たちも今や普通に起きたままテレビ何て見ていたりする。
こいちゃんももう中学生なんだから当然か。
翌日は朝、喪服を着て出発し、親戚の皆と合流。
懐かしい面々とは、こんな機会もなければ会う事もない。
おばあちゃんが引きあわせてくれるのだといつも思う。
ところで、このお寺には洞窟がある。
私が子供の頃は良く入らせてもらって、奥に行ったところの広い空間にはコウモリがいるんだと教えられた。
実際見たような見なかったような、もう古い記憶だが、洞窟はまだ残っている。
子供達も興味津々で入らせてもらう事になった。
この日は私達だけだったので、いつもは入館料として納めるところを無料で入らせてもらったようである。
中は真っ暗で少し怖いのだ。
ぐるぐる回る扉をくぐる。
このお寺の住職(何代前かな・・・)が夢のお告げを受けて、熊手で何年もかけて掘り進んだと言う洞窟。
夏に入るとひんやりとして大変涼しいのだが、この日は外よりも暖かく感じたようである。
壁には熊手の跡がついており、長い廊下が続く。
脇には仏様が。
子供達にとっては非常に刺激的だったようである。
お経を読んでもらってからおばあちゃんが予約したお食事処に進む。
年末、疲れからか魚介のアレルギーらしい症状を出してしまったこいちゃん。
その為、残すことが少し心配だったのか、本人より「お子様用の食事にしとくわ」と料理の注文がついたが、蓋を開けてみれば何のことはない。
私のカニや刺身もこいちゃんが食べ、自分のお子様用(から揚げやポテトフライ、エビフライ、ステーキやサラダなどが山盛り!)も食べ、結果大人よりも食べると言うスゴイ事に。
慌ただしく自分の食事を提供したり、お皿を下げたりしていた私が撮った写真はこれだけ。
これも勿論、こいちゃんのお腹の中に。
茶わん蒸しも、お汁も、と食べ進み、最後のお寿司を少し食べた所で
「お腹膨れてきたわ~」と。
やっぱりすごいわ、食欲・・・
しかし、そんなことをいいつつデザートはきっちり食べた。
食後、ほっぺを少しだけかきながら「少し痒い・・・」と言うが、どうせ止めても食べるのだから好きにさせている。
(後日、皮膚科で診断の結果、髪の毛が原因だろうとのことでした。)
そして、帰宅してからもりもり頂いたお菓子を食べていた。
おばあちゃん、あなたが目を細めて抱っこしていた曾孫はこんなにリッパに育っています・・・・!
天国から見てくれてるかな・・・・