台風一家

授業参観と子供達

この日はこいちゃんいっくんの参観日。
勉強に勤しむ(?)二人を見に、伴侶と二人で学校に向かう。
楽しげに授業を受けるこいちゃんは、怒られても本を手放さなかったほどの本好きが高じて、国語の成績は上位。
ある会社の学力推移テストでは常に学年一位で「楽しくて仕方ない」という。
この学校に入ってよかったね…!

対するいっくんが問題である…。

まず、真面目に授業を聞いていない。
キョロキョロしていたかと思うと突っ伏して手悪さ。
何をしているのかこっそり見ていると、消しカスを作って集めているではないか。

小学校低学年…。

先日などは盛大にイラストの顔に落書きをされた英語プリントが出てきて目眩がしたものである。

入学して二ヶ月しか経っていないのに、通学途中で自転車でこけてズボンを破るし、遅刻はするし…。
あのズボンだって高いんだぞ?!
ヤンチャと言うことで先生には早々に目をつけられ…。

学校で分からない所を聞きながら宿題をさせてくれるシステムになっているとはいえ、我家で勉強している姿を見たことがない。
よって、成績もはるか下方を低迷…。
掲示版に名前が載るなんて夢のまた夢、「右のものを○○に処す」的な何かに載らないことを願うばかり。

「いっくんがやばいな…」
「うん、やばい…」

私と伴侶は学校からほど近いラーメン屋で麺をすすりながらため息をつくことに。

何しろ思春期に差し掛かり「勉強しろ」と言えば意地でもしないんじゃないかというほどの悪循環である。
普通に親がお尻を叩いたところでどうにもならないだろう。

困った、困った…

なんて言いながらとりあえず時間つぶしにカフェでお茶する私達。
午後からクラス懇談会なのだ。
私たちはどっちがいっくんのクラスに行くのかなすり合いながら「男の子には男親だろう」と、ほぼ無理やり伴侶を押し付けた。
とにかくいっくんはクラスでいろんな意味で目立っているようなので「これが親か」という目で見られるのは必至。
私には耐えられそうにない。

優等生ヅラするこいちゃんのクラスで静かな母親を演じて、無事にクラス懇談会は終了した。
いっくんを見ていると気が重いが、とやかく言うのも違う年齢…。
こうなったら口出ししないで、いっそ底の底でも見させてやりますか…。
肌着てダラダラ過ごす余裕のいっくんを眺めながら投げやりに思うのだった。
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