いっくん東京に行く

学校行事で東京に行くことになったいっくん。

学校行事とはいえ半分お遊びなのだが、うまい事を言いながら私と伴侶からそれぞれお金を巻き上げて学校に申込書を提出。
当日は荷物が多いので私は伴侶といっくんを駅まで送り、伴侶は途中までいっくんについていってそのまま会社に向かった。
私も車を自宅に戻してから会社に向かったのだが、しばらくして嬉しそうな写真が送られてきた。

新幹線に無事乗り込めたらしく、友達と楽しそうにしている様子である。

幸せそう…こんな写真を見ると嬉しくなってしまうから、親って単純…。

到着した後に、ホテルからの景色も送って来てくれた。
たっかい！！

高いし広くていい景色。
すっかり家族旅行にはいかなくなったくせに、ガラになくはしゃいでいる様子がうかがえる。
当たり前のことだが…もう親よりも友達同士だよね…。

夜は皆でピザを食べ共通の話題で盛り上がったらしい。
とても嬉しそうに話してくれた。

さくらちゃんは退屈なのだろうか？

人気のない部屋で過ごした一日。

私が仕事から帰宅したら大歓迎をしてくれて、いつもの2倍増しくらいで尻尾を振ってくれた…かもしれない。

自由時間は浅草雷門に行ったようである。

時間はあまりなかったらしいがそれでも皆で色々調べながら歩く観光地はきっと心に残ったことだろう。

 

さて、帰宅したいっくんがくれたお土産がこちら…なのだが、モヤモヤしていることがある。

わー、わざわざお土産ありがとう！

と盛り上がったのもつかの間

「クラスの友達にも配らなきゃ。お父さんとお母さん一個づつ食べた？おばあちゃんとおじいちゃんは二個づつ食べるとして…」

と、確認しつつ、4個だけ残して持って上がってしまった。

出資した私達へのお土産はお菓子一個！！！！
自分はさんざん外食して、趣味の物を山ほど買って、親にはお菓子一個！！！

美味しかったよ、美味しかったけどね…。

これも一個だけ、追加でくれたけどね…。

嬉しそうにいっくんが見せてくる自分用のTシャツ、マウスパットやらエナジードリンクやら（なんでや）山ほどのお土産を見せられた後だったので、相当モヤモヤした。

次からはどこかに行くとなったら交通費だけ渡してやる。
ってか、いい加減バイトしろ！！

私たちのことを覚えてくれていてお土産を買ってくれたのは嬉しいのだけど…。
ちょっと心がささくれだった私である。