クリスマスはケーキ以外は既製品と言うやる気のなさであった…。
が、そんな私のテンションの低さとは裏腹に子供達はやはりおお喜びの大はしゃぎである。
幼稚園で行われたクリスマス会をあわせるともう3回目のクリスマス会となるのだが、それでもやるたびに楽しいものらしいから不思議である。
飾り付けをした応接間でチキンやピザ、カニグラタンなどを食べ、ジュースで乾杯。
クリスマス帽子をかぶった子供たちはソファで飛び跳ねたりしながら暖かい部屋で嬉しそうに食事をし、大人もなんだか一息ついたという感じ。
のんびりお酒を飲んだり、ジュースを飲んだりしていたが、クラッカーを鳴らしたあたりから子供たちのテンションが異常に急上昇。
かぶっていたクリスマス帽子は脱ぎ捨てられ、踏み潰されひどいことに。
マライアキャリーのシックなクリスマスソングでも猿踊りを繰り返し、ソファを跳ねまくる。
面白いのでビデオにしっかり残しておいたが、大人になったときに見ることがあれば相当笑える情景である。
コープで頼んだ無添加のチキンや、ピザ、カニグラタンはやさしい味で大変美味しかった。
子供達は上に乗せられた砂糖菓子をがりがりと食べ、ミルクレープにはフォームもいれずに「ごちそうさま」。
なんだと!?と、思わず激昂しそうになったが、ピザなどを大量に食べていたため本当に満腹だったらしい。
いたしかたない…。
恒例、サンタさんは例年より1日早く、伴侶の仕事が休みの日にあわせてやってきた。
「今日は来ないよ」と冷静に言っていたこいちゃんだったが、伴侶の「あれ?今何か飛んでたよ」の声に色めきたつ。
怖がりながらも真っ暗の2階に上がっていくと、寝室はまったく変化がない。
サンタ来てない…としょげかけるいっくんであったがこいちゃんはすぐに隣の部屋に気づき「こっちかも…」と扉をあける。
開け放たれた窓と、机の上のプレゼントに気づいた2人の叫び声が響き渡った。
何度もサンタさんにお礼を言って、自分たちの欲しいものをちゃんと判って持ってきてくれたサンタさんを「サンタさんて、すごいわ!」と褒めちぎった。
こいちゃんはクレープやドーナツを作って遊べる玩具、いっくんはベイブレードというコマの玩具で、2人とも夢中で遊んだ。
2人で玩具を取り合うことがあれば私の殺し文句は「サンタさんに返すよ!」である。
仲良く遊んでくれるのが一番いいのだが、どうしても、特にこいちゃんがいっくんの玩具を触りたくなり喧嘩に発展してしまう。
今日などはあまりにひどい喧嘩をするので空を見上げて「サンタさーん」と私が叫ぶと子供たちが泣きながら止めに来た。
意地でも返す気はないらしい。
サンタさんにひたすら感謝し、サンタさん大好きな子供たちである。