こいちゃんが所用で不在だったのでいっくんと伴侶と私の3人で川に出かけた。
自転車にはさくらちゃんをのせて。
だいぶ自転車には慣れてきたさくらちゃんだが、それでも興味のあるものを見つけて飛び出さないかとハラハラし通しである。
大変暑い日で、川につくなり靴を脱ぎ入ってゆくいっくん。
ざぶざぶと楽しそうに遊びまわるいっくんを見て「きゅいーん!!」と鳴くさくらちゃん。
自分もそこまで行きたかったらしく、とうとう自ら川に飛び込んでしまった。
30センチ近い水深の川に飛び込み、必死でいっくんのそばに飛び跳ねるように走っていく。
足が届くか届かないかの川に飛び込んでいくなんて、大した度胸である。
砂地に上がるといっくんがついていけないほどの猛スピードで走りぬき、その勢いのまま水の中に突っ込んでいく。
「さくらが壊れた・・・」誰もがそう思うような駆け抜け方であった。
初めての水に余程興奮状態だったのか、しばらくおかしなはしゃぎ方をした。
少し慣れてきて、いっくんをチラリ。
深い水をざぶざぶ飛び跳ねながら必死で前に進むのだ。
私達の所まで戻ってきたさくらちゃんはぬれねずみで哀れな姿になっていた。
ちょっぴり寒そう・・・
体を拭いてあげると暖かい日の光ですぐに乾いた。
再び自転車のかごに入れて帰路につく。
初めての川遊びで異常に体力を消耗したのか、帰宅したさくらはぐったりと眠っていた。
川に飛び込むなんて本当に驚いた。
いつかまた遊びに来たいものである。