休みの朝に目が覚めてすぐにギターが弾きたくなった。
こいちゃんが授業で練習しなければいけないというので実家から持ち帰った20年近く経つ私の古いアコースティックギターである。
久しぶりに弾いた愛のメロディ(映画、禁じられた遊びの主題歌である)の余りのひどさに再び弾きたい気持ちに火が付いたのだ。
音が歪むので調律を始めたのだが、この際だから完璧に調律してやろう、と音合わせをはじめた。
のだが…寝ぼけていたのか、古びていたのか、ペグを回していたら突然『パーン!!』と音を立ててはじけ飛んだのだ。
静かな休日の家屋に響く私の叫び声…。
目を開けてまじまじとギターを見ると弦が…!
初めてやっちゃった…。
いいしれないショックを一刻も早く癒したく、すぐに楽器屋で弦を購入。
難しそうだし、困ったな。
と思っていたらいっくんが起きてきた。
弦も錆びてるし古びてる…。
本当はこんなになる前に張替えるのだが、ずっとサボっていた結果がこれである。
いっくんが手伝うと言ってくれたのでペンチ等を用意して作業に取りかかることにした。
まずは残った弦を取り外して行く。
長く置き去りにされていたギターの埃を取る。
掃除しながら弦で怪我をしないように外して行く。
弦のないギターが不思議な感じである。
何か楽しい…。
破壊大好きいっくんが弾く真似をする。
怪我をしそうで怖いが本人はいたってご機嫌で作業が進まない。
ここも外れるんだー。
なんて調子に乗ってあれこれ外してみる。
さて、購入した六本の弦。
弾きやすい細めで決めてみた。
弦が綺麗!
古い弦と比べるとこのとおり。
全然違う。
新しい弦は特に先が尖っているので本体にあたって傷がついたり、目に入らないようにいっくんに注意をする。
マニュアル通りに二人で作業を進めて行く。
まずは六弦からである。
正直、一人では大変だったかも…。
ペグに巻付けるのは少し法則が有るようで、二人であーだこーだと言いながら進める。
引っ張りながらペグを回して行くのは結構大変。
最後は怪我をしないように丸めてカット。
何とか無事に一本完成。
残りもとりかかる。
後は同じ手順で順調に張替えが進む。
六弦全て完成。
ペグの巻付けも中々纏まりよく出来たように見える。
巻き取りはほとんどいっくんがしてくれたので本当に助かった。
戦力になるじゃないか…。
スタンドに立てて生まれ変わったギターを眺めた。
以前よりも音が丸くなったような気がする。
弾きやすくて大満足だったし、何よりいっくんが意外な働きを見せてくれたのも嬉しかった。
時間を見てイロイロな曲にも興味を持ってほしいものである。
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