本日最大の話題と言えばSTAP細胞の人の記者会見・・・ではなく(別に目新しいこと言ったわけじゃないし)、WindowsXPのサポート終了・・・でもなく(もう更新がないだけで、あと一か月くらいは使える、はず)、一部で噂の、AMDのデスクトップ向け新プラットフォーム、AM1が情報解禁と同時に発売になったことでしょう。
AMD、Kabini版Athlon/Sempronを正式発表
~ソケット式でアップグレード可能なSoC
会見はともかくXPのサポート終了と同時の発表になったのは偶然ではないでしょうが、かといってXP機からの買い替え用として提案するためでもないでしょうね、こういう製品を買う人にとってもうXPなどほとんど関係のない話でしょうし。それより商業サイトに注目が集まりやすい日を狙って発表することでこちらにも注目を集めたかった狙いの方が強いと思います。
わたしらの認識としてはKaveriなどと同じAPUなのですが、省電力向けにそれ以外の機能も統合してますよ、ということなのでSoCとして発売する模様です。発音だけでなくrとnはブロック体で書くと似ていることもあって何度書いてもKaveriとKabiniは紛らわしいわけですが、これらを同じAPUの名で出すことは避けたかった、などと書くのは読みすぎでしょうか。なお、一部で「Socket AM1」などという言い方をしているところもありますが、AM1はあくまでプラットフォームの名称であって、Socketの名はFS1bというモビルスーツみたいな名になってます。それにしても事前に「Athlon、Sempronのブランドで登場する」と聞いたときにはてっきり2CUのクアッドコアがAthlon、1CUだけ有効にしたデュアルコアがSempronという名で出てくるのかと思いましたら、2CU機にもSempronの名が使われています。GPUクロックの方でブランド名を分けているのでしょうか? なんかわかりにくいのが残念です。
それにしてもデスクトップ市場向けに省電力のSoC投入というのは大胆なやり方です。最近の組み立てPCのユーザーが大型筐体に詰め込むハイクラスだけでなく、テレビにつなげて使うような小型PCを欲しがり始めたのは確かですが、従来のAMDCPUではそれにこたえるのが難しい話でした。Kaveriでようやくある程度の省電力化はできるようになりましたが、まだ積極的に小型PCを安心して組めるほどにはなっていませんでした。Kabiniをソケット化すれば、CPUは少々非力ですがそういう用途に対応できます。Intelがまだ手がけていない市場として新規開拓を図りたいのでしょうね。最近のAMDのマニアック路線には感心します。
ただ、このAM1で何をするか、がもう一つ見えてこない気がします。もちろんパフォーマンスにはあまり期待できないとはいえ、普通にPCとして使うには省電力のSoCでもいまや十分、とくに2CUモデルなら省電力モデルであることをあまり意識する必要がない使い勝手を実現するでしょう。ただ、いまどきデスクトップPCを組むわけですから、ただインターネットとかなら十分、ではしょうがないですよね。パソコンならではのプラスアルファを実現するために使いたいものです。となるとやはりテレビにつないでの動画とゲームですかね。ゲームと言っても3Dバリバリは無理でしょうからもっと軽いやつ専門になるでしょうが、そういう用途なら2CUのAthlon、動画の再生専用ならSempronで十分というところでしょうか。そうそう、軽いゲームと言えば「WinningPost8」を遊び始めたんですけど、これ、DVD2枚組なんていう大容量(とてもダウンロードでやりたくない)の最新ゲームのくせにさすが国産、Richland機で裏で動画エンコードしながらの同時実行でも、レース中の3D表示が少しコマ落ちすることがあるくらいで、あとは軽くてサクサクです。レースのコマ落ちと言ってもどうせプレイヤーは観戦するだけのモードですからほとんど気になりません。このくらいのゲームならKabiniで対応できるでしょう。
Kabini自体は登場から時間がたっており、すでに後継のBeemaやMullinsが発表されている現在、仕様としての魅力はもう一つです。本来モバイル向けのSoCですからその弱点も引き継いでいるようで、SATAを2つまでしかサポートしません。ノート用なら十分でもデスクトップ特にMicroATXで使うとなると少し痛い・・・。まぁオンボードでSATAが追加されているモデルを選ぶとかPCI-Expressのスロットに増設するとかすれば、速度は落ちますがHDDの増設目的くらいなら十分対応できますけど。
ですが、それらを補って余りあるのが、AMD製品が選べるということです。ご存じのとおり日本におけるAMD搭載製品の少なさは異常なほどで、時間がたっているといってもKabiniが使われた製品なんてHPのノーパソくらい(友人Yがこの間注文したそうです)しかないでしょう。あとはファンレスで動く下位のTemash採用機か、RichlandにGPUを追加増設してゲーム向けとした大型ノート、それにBTOのミニタワー型がせいぜい。とにかく選択肢がありません。ノーパソは無理にしても小型機に選択肢としてRADEONが使えるAMDも検討して欲しい、とAMDが考えた場合、こうでもするしかなかったかと思います。
値段もここ最近の円安傾向(ボチボチ終わりそうな気がしてますが)の割には頑張った感があります。わたしもボチボチ長年動画再生専用として愛用してきたE-350機を、これらと交換してもいいかも知れません。ただ、消費税増税直後なだけに出費する気がまだ起きないですね。そこが今度のAM1の一番の泣き所なんでしょう。
AMD、Kabini版Athlon/Sempronを正式発表
~ソケット式でアップグレード可能なSoC
会見はともかくXPのサポート終了と同時の発表になったのは偶然ではないでしょうが、かといってXP機からの買い替え用として提案するためでもないでしょうね、こういう製品を買う人にとってもうXPなどほとんど関係のない話でしょうし。それより商業サイトに注目が集まりやすい日を狙って発表することでこちらにも注目を集めたかった狙いの方が強いと思います。
わたしらの認識としてはKaveriなどと同じAPUなのですが、省電力向けにそれ以外の機能も統合してますよ、ということなのでSoCとして発売する模様です。発音だけでなくrとnはブロック体で書くと似ていることもあって何度書いてもKaveriとKabiniは紛らわしいわけですが、これらを同じAPUの名で出すことは避けたかった、などと書くのは読みすぎでしょうか。なお、一部で「Socket AM1」などという言い方をしているところもありますが、AM1はあくまでプラットフォームの名称であって、Socketの名はFS1bというモビルスーツみたいな名になってます。それにしても事前に「Athlon、Sempronのブランドで登場する」と聞いたときにはてっきり2CUのクアッドコアがAthlon、1CUだけ有効にしたデュアルコアがSempronという名で出てくるのかと思いましたら、2CU機にもSempronの名が使われています。GPUクロックの方でブランド名を分けているのでしょうか? なんかわかりにくいのが残念です。
それにしてもデスクトップ市場向けに省電力のSoC投入というのは大胆なやり方です。最近の組み立てPCのユーザーが大型筐体に詰め込むハイクラスだけでなく、テレビにつなげて使うような小型PCを欲しがり始めたのは確かですが、従来のAMDCPUではそれにこたえるのが難しい話でした。Kaveriでようやくある程度の省電力化はできるようになりましたが、まだ積極的に小型PCを安心して組めるほどにはなっていませんでした。Kabiniをソケット化すれば、CPUは少々非力ですがそういう用途に対応できます。Intelがまだ手がけていない市場として新規開拓を図りたいのでしょうね。最近のAMDのマニアック路線には感心します。
ただ、このAM1で何をするか、がもう一つ見えてこない気がします。もちろんパフォーマンスにはあまり期待できないとはいえ、普通にPCとして使うには省電力のSoCでもいまや十分、とくに2CUモデルなら省電力モデルであることをあまり意識する必要がない使い勝手を実現するでしょう。ただ、いまどきデスクトップPCを組むわけですから、ただインターネットとかなら十分、ではしょうがないですよね。パソコンならではのプラスアルファを実現するために使いたいものです。となるとやはりテレビにつないでの動画とゲームですかね。ゲームと言っても3Dバリバリは無理でしょうからもっと軽いやつ専門になるでしょうが、そういう用途なら2CUのAthlon、動画の再生専用ならSempronで十分というところでしょうか。そうそう、軽いゲームと言えば「WinningPost8」を遊び始めたんですけど、これ、DVD2枚組なんていう大容量(とてもダウンロードでやりたくない)の最新ゲームのくせにさすが国産、Richland機で裏で動画エンコードしながらの同時実行でも、レース中の3D表示が少しコマ落ちすることがあるくらいで、あとは軽くてサクサクです。レースのコマ落ちと言ってもどうせプレイヤーは観戦するだけのモードですからほとんど気になりません。このくらいのゲームならKabiniで対応できるでしょう。
Kabini自体は登場から時間がたっており、すでに後継のBeemaやMullinsが発表されている現在、仕様としての魅力はもう一つです。本来モバイル向けのSoCですからその弱点も引き継いでいるようで、SATAを2つまでしかサポートしません。ノート用なら十分でもデスクトップ特にMicroATXで使うとなると少し痛い・・・。まぁオンボードでSATAが追加されているモデルを選ぶとかPCI-Expressのスロットに増設するとかすれば、速度は落ちますがHDDの増設目的くらいなら十分対応できますけど。
ですが、それらを補って余りあるのが、AMD製品が選べるということです。ご存じのとおり日本におけるAMD搭載製品の少なさは異常なほどで、時間がたっているといってもKabiniが使われた製品なんてHPのノーパソくらい(友人Yがこの間注文したそうです)しかないでしょう。あとはファンレスで動く下位のTemash採用機か、RichlandにGPUを追加増設してゲーム向けとした大型ノート、それにBTOのミニタワー型がせいぜい。とにかく選択肢がありません。ノーパソは無理にしても小型機に選択肢としてRADEONが使えるAMDも検討して欲しい、とAMDが考えた場合、こうでもするしかなかったかと思います。
値段もここ最近の円安傾向(ボチボチ終わりそうな気がしてますが)の割には頑張った感があります。わたしもボチボチ長年動画再生専用として愛用してきたE-350機を、これらと交換してもいいかも知れません。ただ、消費税増税直後なだけに出費する気がまだ起きないですね。そこが今度のAM1の一番の泣き所なんでしょう。
今日発売になったAthlon5350には興味があります。
パソコンは現在3台あり動画関係の処理にはCore i7 普段使いにはCore i3を使っています。
もう1台AthlonII X2 240eを使用していますが、ほとんど暇つぶし用になっています。
個人的にはAMDプラットフォームを1台は維持したいと考えていますのでAthlonII X2 240eを更新したいと考えています。
先月SSD増設+HDD入替で体感上は早くなりましたが昔からの性で納得できず(パソコンを組みたいだけなんですが)新しく組みなおうそうと計画中です。
APUあたりで低価格TDP45Wモデルを望んでいますが無理そうなので、候補としてはA4-4020、Athlon5350の2つに絞っています。
さすがに旧世代からの移行なのでAthlon5350でも用途を考えれ十分だと思うのですが、逆に安いのが気にはなっています。
当面様子を見るか、思い切って更新するか悩んでいますがAMDに関してはなかなか情報が少なく判断に迷っています。
マニア心をくすぐる新規組立なら、今回のAMは最適ですね。A4-4020との比較となると、性能が近く価格も安いので迷うところです。
ただ、A4-4020はRichlandなのでちょっと面白味に欠ける感じがします。DVDやBDを内蔵させなくてもいいのなら、やはりAM1をお勧めしたいですね。
デフォルトのドライバーが対応してないとしても最悪対応しているビデオカードをさせるから結構使えそうですし。
cTDP機能がKaveriに搭載されていること、mini-ITX向けの相当な小型ケースでも45Wまでなら冷やせる目途が立っていることから、もし1台組むとすれば個人的にはどうしてもKaveriに傾いてしまいますね。(値段? Intel? 完全に無視です) そもそも別に組む必要自体がないのが最大の難点ですが(笑)
Kaveri系統で言うと、来年にはなるもののTrontoが17WのBGAで提供され、しかもSoCという辺りも気になります。民生向けのCarrizo?にも似たような選択肢があると興味深いかも。
ドライバの関係とかで、多分XP無理じゃないかな? AMDだとデスクトップではTrinityまではXPで使えるけどEichlandはダメらしいですし。
>slavaさん
一応E-450比ならAthlonで二倍以上の速度、ってことになってますけど、実際はどうなのか。
Kaveriも45Wに落とせますけど、最初の立ち上げとかBIOSのアップデートの直後とかまで考えますと小型筐体&小型クーラーの運用が怖いレベルと思います。ジャンパーピンで初期cTDPを固定出来るマザーがあればいいんですが。安心できるという点ではKabiniはいいと思うのです。
Tronto、国内では全然情報が入ってきませんけど、17Wとはなかなか。今後はAPUもSoC路線ですかね。
4つくらいあればぐっと組みやすくなるんですが、4つあるのはAsrockの機種だけですよね。
競合のインテル製品でも標準2つみたいですし、相場とかあるんでしょうか…
ASUSがC60でSATA6つのマザー出してましたし、需要はありそうですが。
Socですからもともと省スペースノーパソやタブレット兼用タイプに使われることを想定しているので内蔵ストレージは2個程度に抑えないと電力が増えてしまう、という発想なんでしょうね。もちろんIntelも同じでしょう。ただ、今回のSocketパッケージはデスクトップ向けなわけですからそこくらいは調整してほしかったものです。
まぁ今のところはともかく、次の世代のマザーはSATA追加が普通になると思いますよ。今回は様子見なんでしょう。
AM1自体がSATA2つなのですね。ASRockの残り2つは別チップ(AsMedia)による増設ですね。
想定される使用方法としては最早光学ドライブはインストールの時に外付け、SSDで起動なのでしょう。
AsMediaは確かポートマルチプライヤ対応してた筈だからスカイタワーx2でも繋げば良いのかも。
HDDを付けるのなら増設のSATAで十分ですので、まぁそれでもいいです。M-ATXはそっちに行ってほしいものです。
光学を別SATAにつけるのはOSインストールの時にちょっと怖いですけど。
性能的にはサブ機Opteron1352+RADEON HD6450
と同等といったところです。
モッサリ感もなくライトな使用には十分ですね。