※「キラーカブトガニ」を含む映画の内容に触れています。ご注意ください。
この近年、とは言えないほど長きにわたってB級モンスター映画界に君臨し続けている実在の生物をモデルとした怪物、それがサメです。今やB級のみならずモンスターやアニマルパニックもの映画の全体をさしても「サメ映画」と「それ以外」に分けて前者の方が多い、と言っても言い過ぎじゃありません。我が国日本はその海外から押し寄せる荒波に「怪獣映画」と言う特異ジャンルが防波堤となり侵略を阻み続けていましたが、その怪獣ものの流れが海外に流れていったせいか、ついに近年になってサメ映画が次々と制作・上映され始めています。この兆候がいつから始まったか、わたしにはわかりません。近代サメ映画の出発点となったのは1975年制作の「ジョーズ」で間違いないと思いますが、同作ヒット直後から模倣したサメが登場する映画は作られており、それはほとんど途切れることなく続いているからです。1975年以降サメ映画やそれに似た造りである水棲肉食獣が登場する映画が作られていない年代はおそらくないでしょう。ただ、モンスター映画まで含めていつの間にやらサメ一色という時代が来るとは思っていませんでした。
わたしはB級ものやそれ以下の怪物モンスター映画を大変愛していますが、この状況は正直好ましくありません。それどころか「またサメかよ」と少々ウンザリしてさえいます。もちろん何作かは見たこともあるわけですが。それで思ったのが
「サメ映画のここが良くないその1、キャラがワンパターン」
であるという点です。どのサメも人間を見たら食い殺そうと襲ってくるばかり。人間と交流するハートフルな展開のサメ映画とか見たことないし、デザインも90%はホオジロザメベースばかりでバリエーションってものがありません。わたしが内容にがっかりした恐竜映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 」で登場する恐竜が途中から馬鹿の一つ覚えみたいに人間を見たら襲い掛かってくるやつばかりだったのは、ひょっとしたら「今の人気の流れを読んで映画に取り入れよう」と考えた制作陣が血迷ってサメ映画の悪影響を受けて作ったからではないか、と疑ってさえいます。考えてみたらジュラシックシリーズの第1作と2作目は「ジョーズ」と同じスティーブン・スピルバーグが監督ですし、同じ祖から分かれた結果収斂進化を遂げて似た性質を持った、のかも知れません。
とは言ってもそれなりに面白く見られたものもあります。
この手のサメ映画を取り上げれば必ずどこからか名前は上がるだろう「シャークネード」。WOWOWで一挙放送までやった第6作まで作られたシリーズなので拝見しましたが、これは面白かった、というより感心しました。大竜巻とともに海が荒れて洪水が起こり、街が・家が浸水し、そこには必ず人食いザメの姿が・・・という展開は、一見「水さえあればどこにでもサメが居るってどういうことよ、家の中にいるやつとかどこから入ってきたのよ」と突っ込みたくなります。が、考えてみたら街や家がどんどん水に沈んでいくというだけで本来は恐ろしいわけです。でも、水だけで怖く表現したら生々しくなりますし、それじゃエンターテインメントじゃない。だから水にサメを常に置くことであくまで楽しめる恐怖表現を狙った、と考えると納得がいってしまうのです。だから作中では尺稼ぎにも見える水没したスクールバスからの救出シーンも「サメは水の恐怖の比喩」と考えれば良いシーンでした。それは終盤姿を現すシャークネードも同じ。ただ、その体裁を保っていたのはせいぜい第2弾まででシリーズが重なるごとにサメはただのシャークネードの攻撃手段と化し、恐怖もヘッタクレもない話になっていきましたが。
と、見たのはサメ映画全体のごく一部だけにすぎませんが、さすがに多すぎる数に閉口。前に日本放送協会の制作番組でサメ映画が多数作られ続ける状況を取材したことがありましたが、その際に語られたのが「CGで表現するのが楽」と言うことでした。ここが「サメ映画のここが良くないその2、表現がCGばかり」。時代を考えたら仕方ない部分もあるのですが、低予算であっても努力と工夫と思い込みによって様々な技を駆使して怪物を表現するのがB級モンスター映画のだいご味の一つ。そこを放棄している感がどうしても否めないのです。
と言った背景もあってクラシックな映画ばかり堪能していた中、「サメの時代は終わった。」というキャッチを掲げた映画が昨年公開されました。「キラーカブトガニ」です。
これ、見に行きたかったんですが近所の映画館ではやってくれず、休日を一日つぶして遠出する必要があったのでパスしてしまいました。なもんでDVDの発売を待っていたのです。
B級らしく序盤はエログロゲロありのお下劣なものでセリフも下品なものが横行。しかしそんなものは二次的なもの。注目のカブトガニが冒頭いきなり登場し、人間の顔に組み付くではありませんか。さすがに苦笑い。フェイスハガーやん。そりゃカブトガニは「図鑑で見る表の部分はともかく裏から足の部分を見るとなかなか気味が悪くてエイリアンみたい」、とよく言われたものですが、まさかそのまんまパクってくるとは。さらにこのカブトガニ、人間を喰って第二段階に達すると人間大に巨大化して襲ってきます。この二種類のカブトガニがどちらもがCGに頼り切らず、造形物やモンスタースーツを使って表現を行っているところに歓喜! CGを全面否定はしませんが、やはりこっちの方が見ていて楽しい! ラストバトルはさすがにCG任せでしたが、だからと言って必要以上にウネウネ動かしたりしないのでモンスタースーツの延長上という表現で良好。ただ、全体的に「おふざけムードのパニックムービー風コメディ」なんですよ。人間を殺して街を占拠したカブトガニ第一段階が酒を飲んで陽気に騒いだりエロビデオ鑑賞に浸ったりと親の顔よりも見たようなシーンが満載で新鮮さもあまりありませんでした。わたしは「低予算なんだからはなっから笑わせるつもりで作った」より「笑われるのを覚悟の上で内容は真面目に演出する」のが好きなんです。よって合格点には到達しませんでしたが、あえて昔ながらの表現を採用した点は近年作の中では意欲作であったと思います。
先ほど「人間と交流するハートフルな展開のサメ映画とか見たことない」と書きましたが、わたしが見たことのあるサメ映画の本数などたかが知れています。ひょっとしたらわたしが知らないところでハートフルなサメ映画が存在するかも知れません。誰かそれを知らないか・・・? そうだ、AIに聞いてみよう! ということでChatGPTに質問。
k:人間とサメの交流を描いたハートフルなサメ映画はありますか
C:はい、あります。2017年に公開された「シェイプ・オブ・ウォーター」は、人間と人間に似た形をした水棲生物との交流を描いた映画で、多くの人々からハートフルなストーリーや美しい映像で高く評価されました。この映画は、アカデミー賞最優秀作品賞を含む4部門を受賞しました。
ただし、この映画の主役の生物はサメではなく、人間に似た形をした水棲生物です。サメを題材にしたハートフルな映画としては、「スーパー・サメ」(Super Shark)、「マン・イーター」(Man-Eater)、「サメ対オクトパス」(Sharktopus vs. Pteracuda)などがありますが、これらはホラー映画やB級映画に分類されることが多いです。
ただし、この映画の主役の生物はサメではなく、人間に似た形をした水棲生物です。サメを題材にしたハートフルな映画としては、「スーパー・サメ」(Super Shark)、「マン・イーター」(Man-Eater)、「サメ対オクトパス」(Sharktopus vs. Pteracuda)などがありますが、これらはホラー映画やB級映画に分類されることが多いです。
途中までは「最初に「はい、あります」と返答が書かれたときのわたしのときめきを返せ!」と憤りましたが、最後で一転。日本語タイトルが間違っているのですぐに気が付きませんでしたが、Sharktopus vs. Pteracuda、「シャークトパスVSプテラクーダ」が紹介されているじゃありませんか。そういえばハートフルとは程遠いものの、人間に育てられていたなぁ。
「シャークトパス」シリーズはB級好きなら誰でも知っている大御所、ロジャー・コーマン製作によるケーブルテレビ向けのテレビ映画で、軍が兵器として開発したサメとタコの合成生物がその管理下を離れ、人間を襲いだすモンスターパニック映画です。が、以前第一作を見たわたしはその出来にガッカリしました。
「ロジャー・コーマン製作だから期待したのに、なんでサメがフルCGなんだ。使いまわしの効くハリボテ作って使おうよ。それに捕食シーンもCGばかりで軽すぎる。ハリボテ使って悪趣味な残酷シーン撮るのがコーマン作品じゃなかったのか。あの「ダイナソー・クライシス(別名カルノザウルス。再DVD化を強く希望)」シリーズや「禁断の惑星エグザビア」のころはどこへ行ったんだ」と。まぁコーマンからすれば造形物よりも壊れずに使いまわししやすいCGは現代のハリボテなのかも知れませんが。
ところが、シリーズ第2弾「シャークトパスVSプテラクーダ」は一転。出番はわずかではありますがハリボテによる悪趣味な残酷シーンが復活。第二の生物兵器、水空両用のプテラクーダとシャークトパスの戦いはフルCGではあるものの、特に水中戦は映像に工夫を凝らしていて「ゴジラVSコング」に影響を与えた、かも知れない、くらいに見ていて楽しくなるもの。基本的にコメディ要素を控えめ気味にし、わたしの好む「笑われるのを覚悟の上で内容は真面目に演出する」内容となっており、好感の持てる作品でした。第三弾「シャークトパスVS狼鯨」は単なるホラーコメディになっちゃってましたが。
「VSプテラクーダ」に登場するシャークトパスは前作の子供で卵から生まれたばかりの状態で漁船の網にかかり、水族館所属の女学者に育てられました。確かに交流と言えば交流、クライマックスの展開はハートフルと言えなくもありません。さすがAI、わたしも忘れかけていた内容を把握していたところから見ると、各国が問題視する能力も理解できるというものです。
ワニものも定番ですね。ただ、この近年はサメに押されて少ないですね。因幡の白兎伝説に登場する和邇の正体はどちらか、を争う永遠のライバルなのに(笑)
最近の映画はアトラクション型のものも多いですし、マリオはまさにそういう狙い通りの作りなんでしょう。ざっと見てもゲームをたくさんやっているか否かで評価が分かれているみたいだし、わたしにはやはり少し違うかな。
アニメで印象が強い作品の実写化イコール酷評って流れがあるのは仕方ないですね。聖闘士星矢は面白くできると思うんですが、まぁ流星拳はどうやっても映画じゃ再現不可能なのである程度割り切って見るものなのでしょう。
マーベルとかは乗り遅れたので途中乗車が難しい組です。
マッドゴッド、情報仕入れてなかったので見逃しちゃいました。フィルティペットの実質遺作、劇場鑑賞できなかったのは残念。
シャークネードは知らなかったですが、サメを鰐に置き換えたような"クロール-凶暴領域"という作品が数年前にありました。
洪水で動物園から逃げ出した鰐が人を襲いまくる(町は洪水で水没中)という…ある意味、洪水からの定番なんですかね。
マリオ見てきました。吹替しかやって無かったんで吹替で。
世代的には初代マリオ世代(ゲームウォッチから初代スーパーマリオまでプレイ)ですが、左程思い入れが無いためか、どちらかというと世間で話題となっている映画評論家側の意見です。つまり単純に映画として見るなら楽しくなかった…ゲームとかについてくるおまけ映像を延々と見せられている気分でした。まあこれは体感エンタメという感じで、マリオの世界に入り込むアトラクション的な楽しみ方が出来ないと駄目なんだろうなと思いました。
聖闘士星矢も視聴。こちらは世間的には酷評ですが、個人的にはそこそこ楽しめました。聖闘士星矢もリアルタイムで漫画、アニメを見ていたし、北斗の拳と並んで、いわゆるごっこ遊びを楽しんでいた世代。なのでそこそこ思い入れはあるのですが、ある意味振り切れていて、聖闘士星矢風味の普通のアクションとして楽しめました。
まあ世間での酷評ポイントはその通りなのですが、自分、その辺はB級好きとして耐性高いのでwww
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL.3。
マーベル完走組ですが、サノス編後はジャンプ漫画のように新たに表れる強大な敵に辟易してました。マルチバース設定だともうエンドレスだな、と。
その点、ガーディアンは風呂敷を広げ過ぎず普通のSFとして楽しめる良作でした。こういうのでいいんだよ!と膝を叩いたくらい。
特撮といえば2月にマッドゴッド見てきました。
内容はともかく映像的には一見の価値ありでした。
まぁ今見るならマリオですよね。日本のキャラですしCGアニメなのでわたしも日本語吹き替えでいいかな、と思ってますが。ただ、評判が悪い聖闘士星矢の方につい目が行ってしまいます。どっちにしてもまだ見てないんですが。
アサイラムはサメ以外もたくさん作ってますから、そういうのはわたしも十分地引網引いてる立場で・・・。辺りは5本に1本あればいい方ですけど、それでいいんです。
>913dさん
とりあえず録画はしてます(笑)。一部OSアップデートによる再起動が勝手に入ってしまって取り逃したのが悔いですが、他はなんとかキープしました。このゴールデンウィークはエンコード待ちがつまりに詰まってPCが悲鳴を上げてます。
『サメvsマイク・タイソン』
『MEGALODON ザ・メガロドン』
『シン・ジョーズ』
『ロボシャークVS. ネイビーシールズ』
『シャークストーム』
『サメvsマイク・タイソン』は「人間とサメの交流を描いたハートフルなサメ映画」の条件を満たす作品だったかも。何年か前のディスカバリーチャンネルでやっていたものですが当時見損ねたので見たかったのですが気づいた時には既に放送終了してました。
https://www.twellv.co.jp/news/whatsnew/2023/83091/
今後もサメドキュメンタリーをやるみたいですしそのうち「サメを見るならトゥエルビ」とかいいだすかもしれません。
https://togetter.com/li/2013985
監督は後悔?している?
>サメ一色
https://togetter.com/li/1899658
https://togetter.com/li/1899370
日本人に需要があるから作られるのか?
https://togetter.com/li/1754710
https://togetter.com/li/2100192
迷走しすぎ
https://togetter.com/li/2129701
なんかやってたらしい
https://togetter.com/li/2136465
タイトルが狙いすぎ
https://togetter.com/li/1898954
何が何だか分からない
https://togetter.com/li/1970292
これちょっと気になったけど行かずじまい
B級映画ならツタヤでそこそこあるのですが、種類豊富な隣町のツタヤが閉店してしまいました。
(市内にもあるのですが、在庫検索すると扱いが無かったり貸し出し中が多く、隣町に行ってた)
以前の場所から移転した市内のツタヤもスタバと一体化したシャレオツな感じでコレジャナイ
CDレンタルも止めてしまい何故かコミックレンタルって令和に貸本復権とか
P.S.
マリオ行ってきました。吹き替えの方ですが...
https://realsound.jp/movie/2023/05/post-1319886.html
見た後になって英語版の方の声優がクリス・プラットってアナタGW映画はガーディアンズでも稼ぐの?
https://smart-flash.jp/entame/233918/1/1/
ほとんど会員割引やリピータ割引などで見ていますがコレというときは、IMAXやBestia、
4DX SCREEN、dolby Chinemaに貢いでいます。
コロナの影響もあるのでしょうが、先日マリオを見に行った映画館もコンセッションが
タッチパネル式のオーダー機を導入、少しでも速度を上げて販売機会を得たいのでしょうけど、
ドリンクがドリンクバーとはいえMサイズ450円て高いよねぇ
コナン見に行ったときは、朝方で空いていたから耐えられていたのがマリオの時は、混んでいる
せいか電子マネー、クレジット不可になってgdgd
タッチパネルも見てると若い人でも商品を選択しても最後にオーダーに入れる、がわからず
行ったり来たり。スマホオーダーに誘導させたいんだろうけど...