昨年末でもAMDのがっかり度を語るトップに来るくらい動きもやる気もみせなかったかつてAMDの主力であったAPU。どうせ単体CPUで十分売れてるしもうAPUよりグラボをセットで売ることに注力しよう、その方がもうかるから、なんてAMDが考えてるとしか思えないくらいAPUはほったらかしだったわけですが。
その封印がようやく解かれ、初のAM5向けデスクトップ版APUが発表された模様です。
一番の注目は、上位の型番だけらしいという話もありますが、モバイル版のAPUと同じように、NPU「Ryzen AI」を内蔵し、従来のCPU/GPUの連携のみならず三種類のプロセッサを連動させることができるようになったことでしょう。GPUは予想された通りRDNAベースなのでAPU向きではなく、そういう意味でAM4向けのAPUより性能がダウンする可能性が高かったわけですが、ソフトウェアの対応次第とはいえ旧型からの性能ダウンにはならない体制を整えての発表となったわけです。と、いうよりそうなるのを待っていたのでしょう。まぁそれでもFluid Motion Videoが使えないという機能面でのダウンは否めませんので、さっさとFluid Motion FramesでFluid Motion Videoを忠実に再現できる機能をドライバレベルで取り込んで欲しいものです。
APUということもあって型番は7止まり、最上位の8700Gでも8コア/16スレッドで最大5.1GHzということで5.4GHzの7700xはもちろん5.3GHzの7700にもわずかですが劣ります。が、それらよりも多くのコアを持ったGPUや、持っていないNPUを内蔵しながらTDPは65Wと抑えられています。ソフト次第では総合力で7700xを超える可能性も持っていますので、やはり注目に値します。グラボがResizable barを要求し始め、PT3との同時使用が難しくなってきた昨今では必要十分なGPUが内蔵されているAPUの必要性はまだまだ高いので早い登場を期待しています。記事では1月31日ということですが、日本はどうなるか分かりませんから。最近はマザーボードのSATAの数をあきらめてM.2.のスロットをSATAに変換するアダプタで補うつもりでいますので、マザーボードの選択肢も若干は増えているので今のうちからシステムを考えておきましょうかね。
さらに同時にAM4向けの新APU/CPUまで発表されてしまいました。
これはさすがに意外。しかも最上位の5700X3D(APUではなく単体CPUだそです。ややこしい)は3D V-Cacheモデルです。それ以外は特に何も書いていないので、APUモデルはGPUコアも従来のGCN系のものでしょう。ちょっと試してみたい気もしますが、さすがに買ってまでというのは気が乗りませんねぇ。
厳密には写真現像ではマシンパワーあった方がいいけど、グラボの方が支配的なんでCPUパワー上げても効果薄い上に一番高いパーツがグラボという…;;(優先順位はグラボ)
その延命PC(FX9570)も何かのシステムファイルが壊れたようでWindowsUPDATEが出来ない状態(動作的には問題ない)ので、クリーンインスコしなきゃなのですが、その間の代替キャプ機として用意したのがPHENOM2 X6 1100Twww(WIN10にしたまま眠らせてた)これでも問題なく動作するし。
まだPHENOMでの試験評価中でFX9570を使ってますが。
しかし我が家はAM3(+含む)機ばかりゴロゴロしてる(;^_^A(他にA10-7850,7870なFM2機が2台家族用に生き残ってる)
それでも新製品にはロマン感じます。
ただ自分にとってはロマンしかなく、今のPCもスマホも性能は十分で、新しく出来ることの魅力が乏しいから買い控えしてしまうんですよね。
私はまだ動作確認していないのですが、Bluesky Frame Rate ConverterがRadeon RX 6000/7000シリーズで2倍レート変換に対応したそうです。記事の文言からするとAFMFの応用なんですかね?
https://bluesky23.blog.shinobi.jp/entry/20231223
また、プレビュードライバでiGPUのRadeon 780MでもAFMFが有効化されたとのこと。
https://news.mynavi.jp/article/20240110-2860343/
AM4向け新APUも出ますので、それだけ交換とかもありじゃないですかね。もう単体CPUは入手しづらいですし、APUをCPUとして使うのもありかと。
確かに、わたしもZen2のノートでやりたいことの大半はできているように感じます。だからこそ単なる性能だけないプラスアルファの魅力を探す、PCならつけるのが楽しいんです。
>acekさん
わたしもAPUに夢見た一人として、AIを搭載した新しいAPUは歓迎です。GPUをゲーム特化にしてなきゃもっと良かったんですが。
手元のシステムでは使えてませんが、今のところBluesky Frame Rate ConverterのRDNA向け機能は単純2倍化までかな? と思います。確かそれだけならIntelのGPUとかでもできたはずなんで、まだ復活の道は険しいですね。