読書とかいろいろ日記

読書日記を中心に、日々のあれこれを綴ります。

『ぬいぐるみ団オドキンズ』 ディーン・R・クーンツ

2010年10月21日 | 読書日記
ぬいぐるみ団オドキンズ (ハリネズミの本箱)
ディーン・R・クーンツ(風間賢二・訳)
早川書房

¥1,600+税 早川書房 2002/10/15発行
ISBN4-15-250002-6

ディーン・R・クーンツの子ども向け作品。

おもちゃ職人のアイザックおじさんが亡くなった晩から物語は始まります。
アイザックおじさんは不思議な力を持っていて、“生きている”ぬいぐるみを作ることができました。秘密の友だちを心底ほしがっている、特別な子どもたちのためのぬいぐるみです。
おじさんは自分が死んだあと、町に住むコリーン・シャノンさんに次のおもちゃ職人になってもらおうと決めていました。ところがそれを伝える前に、思っていたよりも早く、おじさんは亡くなってしまったのです。
工房のぬいぐるみたち、オドキンズの面々は、シャノンさんに、おもちゃ職人になってくださいと伝えに行くことにしました。ゆっくりしてはいられません。なぜなら、工房の地下室のさらに下、邪悪な人形たちがいるのです。彼らは、アイザックおじさんが亡くなって、善良な力が弱まった隙を狙って動き出しました。オドキンズの一団は、危険をかいくぐり、敵と戦い、シャノンさんの家に向かうのです。…


> 「世界は魔法でいっぱいなんだね。ぼくたちのような、秘密にしておかなければならない魔法だけじゃなく、毎日の生活の中にだって、ちょっとした魔法があるんだ。花とか、きれいなクモの巣とか、そしてこのすばらしいゾウのような魔法がね」(192頁)


> 「おしまいをおそれることはないんだ。だって、おしまいなんてものはないんだから。終わりはない……あらたな始まりがあるだけ。すばらしい世界じゃないかい? おどろきいっぱいの人生だよね?」(310頁)

クーンツは犬好きなのだなということがわかった。

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