今年も文楽名古屋公演の季節がやってきました。
10日の支払日を前にして、無理やり仕事を終わらせて強引に半休もぎ取って行ってきました。
昼の部
妹背山女庭訓
杉酒屋の段
道行恋苧環
姫戻りの段
金殿の段
夜の部
近頃河原の達引
四条河原の段
堀川猿廻しの段
『妹背山……』は、粗筋読んでも実際見ても、なんか腹立つんですけど!
お三輪が不憫なり。つか、求馬のどこがいいの、捨ててしまえ、こっちから。
橘姫よりお三輪に感情移入してしまう。
腰元たちにいじめられるシーンは、笑うとこなのかもしれないけど、江戸の当時はいざ知らず、今の時代は笑えないよねー。
『近頃河原の……』は、文楽を見るようになった最初のころ、津まで行って観たんでした。初めて見た時、猿廻しの与次郎の妹思いの優しさにホロリときたよ。
今回も、ご飯を掻っ込むシーンの芸の細かさ、妹に布団をかける優しいしぐさ、猿廻しの猿の可愛さにきゅん♡(笑)。
……でも、前回見たときのほうがもっと良かったような気が。
ところで、猿のかわいい動きは、与次郎を遣う人形遣いさんではなく、別の人形遣いさんが動かしてるんですけど、その人の名前は出ないんだなあ。そりゃまあ文楽の人形の使い方とは違うけど、かわいかったから拍手を送ります。ぱちぱちぱち。
私もなんとか、夜の部だけ観に行きました!
お猿さんかわいかったですね。
与次郎が火を熾してる仕草とか芸が細かくて笑えました。あと、三味線の連弾がとてもかっこよかったです!
妹背山、私も金殿の段観たことありますけど、
あの腰元達ほんと怖いですよね。顔も怖いし。
そういえば、中日劇場無くなっちゃいますね(T T)
中日文楽楽しみにしていたのに残念です。
三味線の連弾、うん、かっこよかった! ちゃんと人形の手の動きが三味線さんと合ってるからすごいよねえ。
弾き終えた三味線の鶴澤貫太郎さんがすかさず引っ込む素早さにも感心。
『近頃河原の……』は好きだわあ。ほのぼのするよね💚
妹背山、怖すぎ……。文楽の名作の一つとはいっても、もう見たくないなあ……。
中日劇場、残念ですよね。
新しい中日ビルにも劇場作ればいいのに。
文楽の上演機会が減ってしまって、文楽協会の皆さんもさぞかしがっかりしていることでしょう。