イオンシネマ座間で週2、3回映画を見るようになって3か月位経ちます。
「高野豆腐店の春」は、広島県尾道で昔ながらの小さな豆腐店を営む職人気質の父・高野辰雄(藤竜也)と
娘・春(麻生久美子)が織り成す心温まる物語です。
この題名には、娘の名前と、親子のそれぞれの新しい出逢いの二つの意味が込められています。
父・高野辰雄は、持病の診察に行った病院で会った、
同じ心臓病を持つ、スーパーの清掃員として働くふみえ(中村久美)との出逢い。
娘・春は、辰雄たちが選んだイタリアンシェフ(小林且弥)ではなく
高野豆腐店の納品先、駅ナカのスーパーで働く道夫(桂やまと)と付き合っています。
二人三脚でこだわり抜いた大豆から作るおいしい豆腐や、家族愛や絆が描かれています。
この映画は、2023年8月18日に公開されました。
この物語では、辰雄が心臓の持病を抱えており、自分にもしものことがあれば離婚して家に戻ってきている春が
ひとりになってしまうと案じます。
そんな中、辰雄は春に内緒でイタリアンシェフ・村上ショーン務との見合いを企みます。
果たしてどうなることでしょうか?
この物語では、広島県尾道の美しい風景も見どころです。
また、父親と娘の絆や、心を許した近所の人達、そして家族愛が描かれており、
観客に心温まる感動を与えます。
高野辰雄と春は実の親子ではありません。
辰雄は娘に、本当はどう思われているのか気になります。
ラストで「俺の娘でいてくれてありがとう」との辰雄の言葉に答える春。
私は、ここのシーンを思い出す度に涙ぐんでしまいます。