こんにちは、水谷です。
ただいま絶賛集中講義中なのですが、休み時間暇すぎるので(´・_・`)、最近の活動について記事を書こうと思います。
夏クルの記事が続々投稿されていますが、空気を読まず違う記事をぶち込むスタイル笑
夏クルが終わり、落ち着いてきたところで、僕たちは今ODのマストカラー付近のFRP補修作業をしています。
整備によく来てくれている一年生も多くいますが、結局なんの作業してんねん!?って子も多いと思うので、ここでFRP作業について少し説明します。
素人説明なので、間違いもあると思いますがご愛嬌ってことで笑
まず、多くの船には、FRPという材料が使われています。
これは、Fiber Reinforced Plastics (繊維強化プラスチック)の略で、そのままでは脆いプラスチックの中にガラス繊維や炭素繊維などを入れることによって、強度を大幅に増した素材のことです。
高強度で、金属などに比べて軽く、腐食しにくいなどの利点があり、船体を始め様々な用途で使われています。
我が部にある船も全て船体にガラス繊維のFRPが使われており、クライナーやリンクのポールなどには、カーボンのFRPが使われています。
さて、うちのヨットはどれも船体にFRPが使われているのですが、多くのヨットは、FRP単板ではなく、サンドイッチ構造という構造をしています。
これは、中間部にバルサという木材や発泡材などを芯材としてFRPで挟み込んだ構造のことです。
中間部に軽い素材を使うことで、軽量化を果たしたまま厚みを増し、剛性を高めています。
こんな感じ。
今後、この雑な絵でお送りします。
ヨットの船体構造は、だいたいこんな感じです。
さて、ヨットは色々な装備を取り付けるために、デッキに穴を開けていきますよね?
カムクリート、ジャマー、ウインチ、スタンションなどなど...
その時、穴に水が侵入しないようにシリコンで隙間を埋め止水していきます(コーキング)。
黒く塗ったところがシリコンです。
ほんとは白いシリコン使ってます。
しかし、このコーキングはもちろんずっと保つわけではありません。
コーキングが切れたり、甘かったり、忘れていたりすると、そこから水が入ってきます。
そうすると、FRPは腐食しにくいんですが、中の芯材に木材を使っていると腐ってきますよね...
これは昔の補修風景なんですが...
表面のFRPを剥がすと
コアが腐ってます
これが今のJ24の船体のあらゆるところで起こっています。
そこで、表面のFRPを削り取り、芯材を取り替えるという作業を、ここ数日でしてきたわけです!
今回の作業箇所です。
船内(裏側)からFRPを削り取っています。
真ん中あたりのコアを入れ替えてあるんですがわかりますか?
もちろん、削り取った分のFRPをそのままにはしておけないので、新しく重ねていきます。
FRPはプラスチックにガラス繊維などを入れたものと説明しましたが
具体的には...
ガラス繊維に樹脂を含浸させていく感じです。
そして貼り付けていく。
これを積層といいます。
まあこのような作業をして、元の構造を取り戻していくんですね。
そして、パテを使って凹みを埋めたり、盛りすぎたところをサンディングしたりして、補修した箇所を成形していく、というのがFRP補修作業の大まかな流れになります。
少しと言いつつ長い説明になりましたねー笑
しかも読みづらい...
でもこれで何してるのかわかりましたか?
分からなかったり、更に詳しく知りたかったら直接聞いてくださいね
みんな頑張って整備してくれています。
一年生、夏休みなのに遊ばなくていいのか!?
と、心配になることはありますが整備手伝ってくれるのは助かる!
さて、この作業、もう少し続きます。
僕は集中講義ですが、今日もやるみたいです。
この記事で少しでも興味を持ったら、ぜひ来てね!
水谷でした
ただいま絶賛集中講義中なのですが、休み時間暇すぎるので(´・_・`)、最近の活動について記事を書こうと思います。
夏クルの記事が続々投稿されていますが、空気を読まず違う記事をぶち込むスタイル笑
夏クルが終わり、落ち着いてきたところで、僕たちは今ODのマストカラー付近のFRP補修作業をしています。
整備によく来てくれている一年生も多くいますが、結局なんの作業してんねん!?って子も多いと思うので、ここでFRP作業について少し説明します。
素人説明なので、間違いもあると思いますがご愛嬌ってことで笑
まず、多くの船には、FRPという材料が使われています。
これは、Fiber Reinforced Plastics (繊維強化プラスチック)の略で、そのままでは脆いプラスチックの中にガラス繊維や炭素繊維などを入れることによって、強度を大幅に増した素材のことです。
高強度で、金属などに比べて軽く、腐食しにくいなどの利点があり、船体を始め様々な用途で使われています。
我が部にある船も全て船体にガラス繊維のFRPが使われており、クライナーやリンクのポールなどには、カーボンのFRPが使われています。
さて、うちのヨットはどれも船体にFRPが使われているのですが、多くのヨットは、FRP単板ではなく、サンドイッチ構造という構造をしています。
これは、中間部にバルサという木材や発泡材などを芯材としてFRPで挟み込んだ構造のことです。
中間部に軽い素材を使うことで、軽量化を果たしたまま厚みを増し、剛性を高めています。
こんな感じ。
今後、この雑な絵でお送りします。
ヨットの船体構造は、だいたいこんな感じです。
さて、ヨットは色々な装備を取り付けるために、デッキに穴を開けていきますよね?
カムクリート、ジャマー、ウインチ、スタンションなどなど...
その時、穴に水が侵入しないようにシリコンで隙間を埋め止水していきます(コーキング)。
黒く塗ったところがシリコンです。
ほんとは白いシリコン使ってます。
しかし、このコーキングはもちろんずっと保つわけではありません。
コーキングが切れたり、甘かったり、忘れていたりすると、そこから水が入ってきます。
そうすると、FRPは腐食しにくいんですが、中の芯材に木材を使っていると腐ってきますよね...
これは昔の補修風景なんですが...
表面のFRPを剥がすと
コアが腐ってます
これが今のJ24の船体のあらゆるところで起こっています。
そこで、表面のFRPを削り取り、芯材を取り替えるという作業を、ここ数日でしてきたわけです!
今回の作業箇所です。
船内(裏側)からFRPを削り取っています。
真ん中あたりのコアを入れ替えてあるんですがわかりますか?
もちろん、削り取った分のFRPをそのままにはしておけないので、新しく重ねていきます。
FRPはプラスチックにガラス繊維などを入れたものと説明しましたが
具体的には...
ガラス繊維に樹脂を含浸させていく感じです。
そして貼り付けていく。
これを積層といいます。
まあこのような作業をして、元の構造を取り戻していくんですね。
そして、パテを使って凹みを埋めたり、盛りすぎたところをサンディングしたりして、補修した箇所を成形していく、というのがFRP補修作業の大まかな流れになります。
少しと言いつつ長い説明になりましたねー笑
しかも読みづらい...
でもこれで何してるのかわかりましたか?
分からなかったり、更に詳しく知りたかったら直接聞いてくださいね
みんな頑張って整備してくれています。
一年生、夏休みなのに遊ばなくていいのか!?
と、心配になることはありますが整備手伝ってくれるのは助かる!
さて、この作業、もう少し続きます。
僕は集中講義ですが、今日もやるみたいです。
この記事で少しでも興味を持ったら、ぜひ来てね!
水谷でした