【メンバー(1日目)】
タクティシャン:合原さん(院生)
ヘルムスマン:洼畑さん(3回生)
トリマー:ヒトシ(坂本仁志)(1回生)
ピットマン:タイガ(続木大賀)(1回生)
マストマン:園田さん(2回生)
バウマン:髙橋(1回生)
MDチームは人数の関係上オータムの日毎にメンバーがバラバラなのですが、1日目は1回生が多めのメンバーとなってます。ヘルムを持つ洼畑さんは艇長を取ってからの初レースです!当日は緊張しすぎて朝4時に目が覚めたとのこと笑
【レース準備】
洼畑さんが初のヘルムを持つレースということで院生の合原さんにアドバイスを多く頂き、練習段階から各ポジションの細かな動き方を教えて頂きました。また合原さんの助言のもとMDの船底に付着している貝を1ヶ月ほど前から定期的に洼畑さんやヒトシを中心に深江の海に潜って削り表面を磨き、その他の日は貝が付かないように頻繁に洼畑さんがMDを走らせてくれました。自分も1度潜って削ったのですが、思っていたよりもハードで先輩方の凄さを再認識しました……。
【レース当日レース前】
新西宮ヨットハーバーから出艇し、11時にレーススタート!…………の予定だったのですが、出艇時には風が5ノット程しか吹かずひとまず待機。艤装確認等をしていると次第にブロウも吹き始め、スタートラインのマークも置かれ見通しも取り、いざスタート!……と思っていたのですがそうともいかず、風がみるみる南から西に回っていってしまいます。マークが置き直される→見通しを取るのループを何度も繰り返し、だいぶ西に風が回りきったあたりで5分前信号が上がりました。
この待機時間中に全員集まっての作戦会議。合原さんがなんでもいいから目標を上げて、と仰られたので自分からは「アデレードに着順で勝つ」ことと「クルーワークミスを0にする」ことを挙げさせてもらいました。KYC艇を含む全参加艇の中で最低レーティングのMDですが、レーティングに頼らず他艇に勝つ意気込みを全員で持って1日目のレースをスタートしました。
【1レース目】
レース前の風の振れ方も相まって本部艇シーブリーズの辺りは大混雑。気分的には上一→即タッグの心意気ではありますがMDが全艇中最低レーティングということもあり上2列目辺り狙いで行くことに。アビームぎみで本部艇に近づきつつ下から上ってくるx35艇種のFIVE STARさんとアデレードより前になんとか回り込もうとしたものの、少し距離が追いつかず下から回る形で結果アデレードの1つ後ろでスタート。
1レグ目はアデレードがポートで右海面に伸ばしていく中MDはレーティング下位の後方艇という位置を活かして真ん中海面を進むことで他艇の様子を伺うことに。合原さんのアドバイスも貰いつつ、前方の右海面にフェダーが入っていそうだったのである程度上マーク回航までにスタボで走る余裕を残しながらポートで右海面へ。合原さんと洼畑さんの完璧なレイライン読みでタッグしクルーワークミスのない上マーク回航が出来ましたが、初めに右海面を突っ切ったアデレードも完璧なレイラインを走っており差は広がる広がる……。
2レグ目を含むダウンウィンドの走りはこの日あった2レース全体を通してほとんど共通で、上マーク回航→即ジャイブでポートで走る→マークの位置に合わせて数回ジャイブを挟む、の流れでした。この日は2レースともダウンウィンド時は比較的単独走であったため他艇からのブランケの心配をすることなく落ち着いて走れたのではないかと思います。トリマーのヒトシはいかなるジャイブであってもいくら風が振れても一度もスピネーカーを潰さず完璧なトリムをしておりほんとに同じ1回生なのかと目を疑ってしまいます👀。そんな輝かしい同回生を背に感じながら大人しくバウの自分は下マークを回ってくる他艇を見つつとにかくヒールフラットに集中します…。2レグ目終了付近でアデレードとの距離は上マーク時回航とほぼ同じ、少し空いてはいましたが大きくは離されていないことで全員の士気も上がります。
そして下マーク回航。合原さんがこのレースに向けた練習で1番大切にしていた(と思います、間違っていたらすいません。)箇所です。クルーワークミスのないことはもちろん、いかに下マークギリギリで回るかを洼畑さんメインに練習してきました。2レグ目終盤、下マークのレイラインにいい感じにジャイブで合わせることができ、練習のかいもあっておそらくほぼ完璧に下マークを回れたのではないのかと思います。(自分はバウでスピンハリヤードを切りながらジェノアセールと回収されていくスピンセールに挟まれていたので当然回航時マークなど全く見えておらず、完全な推測で書いております。すいません。)
3レグ目、10艇身以上先1つ前を行くアデレードは1レグ目よりもはるかに長くポートで右海面に伸ばしていきます。1レグ目の流れからしたら右海面から行くのが定石なのかな〜と思っていると合原さんから神の一言、「アデレードと同じ海面走ってても追いつかれへんからタッグしよう!」その一言によりMDはある程度右海面にポートで伸ばした後スタボで走ることに。アデレードとの差は大きく縮まることはなかったものの、今回のレースでこういった合原さんの攻めのタクティクスは凄く参考になりました。
文字数の関係で次のブログに移らせて頂きます。( . .)"
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます