続きです。只今オータムレガッタ1日目MDの3レグ目の途中です。
3レグ目の途中、合原さんの持つ無線からトップ艇フィニッシュの報告が入り、艇身の差はもちろんありますがあまりのトップ艇の早さから思わず場が和み、トップ艇フィニッシュがある意味良い効果になったかもしれません。
上マーク回航直前、レイラインを読む際合原さんがバウの自分にレイライン判断を任せてくださり、多少ビクビクしながらタッグタイミングを判断したのですが、なんとかオーバーセーリングせずに上マークまで近づけたと思います( ´ ` )
そしてラストの上マーク回航。ポールセット時にトッパーがスピンハリヤードのカムに引っかかって上手く上がらず、そのことに10秒間程気づかなかったためにタイムロスを出してしまいました…。
ラストの4レグ目、走り方は2レグ目とほぼ同じで遠いアデレードを追いかけつつフィニッシュ。
結果は着順が10艇中9着でレーティングを含めるとアデレードとKYCの船を3艇抜いて5着でした。
【2レース目】
後方の着順でゴールしたため急いで昼食を食べすぐに2レース目のスタートへ。先程の1レース目で右海面が明らかに強いことがわかっているので本部艇周辺はまるでディズニーのような混雑。しかしディズニーのように素直に並ぶ訳にもいきません、しっかりと1レース目と同じ目標で上手く食いこんでいきたいところです。スタート20秒ほど前からアビームで本部艇付近まで近づいたものの、そこには下から恐ろしい角度で上ってくるClaris Forteさんの姿が……。あまりに近すぎてバウの自分はとにかく距離とバウアップを叫ぶので精一杯、合原さんも洼畑さんにバウアップの指示を大声で叫びます。1回生で経験がないのはあるんでしょうが、あの時が一番怖かったです。なおClaris Forteのクルーの方々はすごく笑顔だったみたいです。勘弁してください……(*´﹏`)。
少し追い出される形でMDはClaris Forteさんの後方でスタート。アデレードも少し下でいいスタートを切っています。
スタートラインを切ってからは右海面寄りで進みつつ、スタボでフェダーが来たら即タッグ→ある程度ポートで走ってまたタッグを繰り返し良VMGを目指します。
2レース目は1〜4レグ目まで1レース目とほぼ同一のレース展開で終始アデレードを追いかけながら後方のClarisを警戒していました。特筆するようなことは特に起こらなかったものの、合原さんがマーク変更になった3レグ目の上マークをフォアデッキが見つけるより早く一瞬で見つけていたのはビックリしました、視力2.0くらいあります……?
2レース目も着順は9着、レーティングを含めると5着でゴール。各マーク回航やアップウインドダウンウインドそれぞれ大きなミスのなくゴールできたことは良かったと思います。ただ4着との差が3秒差、各クルーワークでもう少しずつ詰めていれば抜けたかもしれないと考えると悔しさが残ります……。
【レース後】
着艇後、皆さんと記念写真。
全員でKOBE MDの文字を手で作りました✌️
(左から合原さん、園田さん、洼畑さん、続木、坂本、髙橋)
諸々の解装等を終わらせた後、合原さんがお好み焼き屋さんに連れて行ってくれました!なんと合原さんの全奢りです👀👀ありがとうございます!!
お好み焼き屋さんでは合原さんがヨットに関しての向き合い方などとてもタメになる話をして下さりました。細かい部分は自分の心に留めておきますが、自分とヒトシは合原さんの話を聞いてから間違いなくヨットへの姿勢が変わりました。
美味しそうな洼畑さんとヒトシ
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始めにも書きましたが、今回のオータムレガッタではチーム編成が決まってからほぼ全てを合原さんにサポートして頂きました。院生というお忙しい立場の中、メンバー全員のクルーワークを見てくださり、的確な助言を下さって本当にありがとうございました。今回はブローコールや体重移動等の声掛け、タクティクス面で大いに助けて頂きKYCのヨットを数艇抜かすことが出来ましたが、今後は自分だけでもミスのないタクティを考えられるようになって他の艇に勝てるようになっていきたいと思います。
1回生の自分がこんなことを書くのは烏滸がましいかもしれないのですが、4年ぶりに下架したKOBE MDというヨットは様々な想いを背負っている気がしています。外部艇に乗らしていただいた際に神戸大学寄贈前のクルーの方のお話をお聞きしたり、5年ほど前のオフショアのブログを読ませていただくと、より大切に扱わなければいけないという思いと、どこまで速さを追求できるのかという思いに駆られてきます。かつてクルーだった方の期待に応えられるようにこれからも大切に乗り続けていきたいと思っています。
最後までお読みいただいてありがとうございました。2日目以降のブログは出るかわかりませんが、一日目はこれで終わらせて頂きます。
文責 髙橋
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