安全地帯の三枚目のアルバム『安全地帯III~抱きしめたい』
実に、繊細な曲ばかりだと思います。
スリリングでドキドキ・ハラハラさせるようなリズムと音から始まるのは、1曲目の『yのテンション』
(当時、CMソングにもなったのですが、1ファンの複雑な感情としては、このCMの話題は触れないことにします 曲はいいんだけど、あのCMの映像は思い出したくないなぁ)
力強いドラムの音に、繊細なギターが奏でる不安を感じさせるようなメロディ。そこに怪しげなヴォーカルが絡み・・・。不安な想いをここまで音で表現できるものなんですね。
歌詞もかなり意味深です。【いいかけ すぐやめた やさしいことば 氷をかむように そのうちに 溶けてしまう】とか、【握りかえさない手には あなたがいないから】なんて言葉には、もう冷めきってしまった心が見えてきます。
この曲は、聞いてて最初から最後までスリリングな雰囲気に満ち溢れていて、それがこの曲のたまらない魅力です。
その昔、確かラジオで聞いたような気がするのですが???この曲のタイトル『yのテンション』は、何ゆえ【y】なのか?
これは、「テンション=緊張感」、冷めていく(終わりに近づきつつある)恋心が、最後の少し手前のギリギリの緊張感にいることを表しているために、アルファベットの最後の文字【z】の一つ手前【y】で表しているなんて、聞いたことあります。
1曲目のアウトロをギリギリまで引っ張ったら、音は徐々に変化していきます。
2曲目の出だしが重なってきているので(いわゆるクロスフェードですね)、ここで、少しずつ曲の雰囲気が変わっていきます。
2曲目の『Lazy Daisy』 繊細でリズミカルなギターの音が魅力的です。
無邪気ながらも妖しげな魅力を併せ持つ女性への恋心を歌った曲です。
明るくて弾けてるけど、どこか怪しげで、繊細さも感じさせる曲です。
安全地帯の魅力の一つに、【個性の違う二人のギタリストの奏でるサウンド】も揚げられるかと思いますが、この曲は特にギターのバランスがいいような気がします。試しに一度、ギターの音に注目してこの演奏を聞いてみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=0-yd1QKdyro
3曲目の『Happiness』は、田中さんのドラムの音が面白いですねぇ。シンセっぽい音です。それと、間奏のギターも音が凝ってます。
歌詞は、何だか【言葉遊び】っぽい感じで面白いですね。遊びの要素満載って感じの一曲です。
次の『ブルーに泣いてる』は、以前も書きましたが、海外のミュージシャンがカバーされてて、当時CMでも聞くことができました。
ギターシンセを巧みに使って技巧的なサウンドを奏でつつも、哀愁漂うメロディラインが印象的な曲でした。
余談ですが、当時のCMソングも洋楽バージョンもYou Tube で検索すると聞けるというのがスゴイ!この当時の懐かしサウンドが気軽に聞けるというのは、今の時代に感謝ですね。
次は、昔のレコードで言うところの「A面の最後の曲」で、名曲『恋の予感』
この曲は、初めてきいた日から今まで、色あせることなくいつまでも心の中に残っている名曲ですねぇ。
不思議なもので、このアルバム、ここまでは一気に聞くことができます。もう、何の疑問も抵抗も無く、スーっと心の中に入ってくる感じ。途中の曲順や構成、曲のつながり方もばっちり!
思うに昔のレコードって、A面を聞き終えたら、ひっくり返してB面を聞くことになるんですが、それゆえに、A面の最初と最後、B面の最初と最後を飾る曲って、それぞれに重要な役割を担っていたのではないかと思います。
A面の最後の曲には、ある意味【一区切り】的な要素があったように思います。
今はCDの時代ですから、2枚組でCDを入れ替えたりすることはあっても、1枚ものなら途中でディスクをひっくり返すタイミングはありませんから、曲やアルバム全体の構成も違ってきてるんじゃないかとも思うのですが・・・。
(最近新しいCDを買ってきて、胸をわくわくさせるような経験がありませんから何とも言えませんが・・・ うーん、レンタルとはちょっと違う感覚なのよ 新譜を買う期待感って )
さて、次の曲は、いわゆるB面の1曲目ですが・・・。
聞いてる方は、名曲『恋の予感』の余韻を引きずりつつも、次のこのアルバムらしい妖しげな魅力を持つ曲『Kissから』で、新たな世界へ呼び戻されます。
しかし次の2曲で、またガラっと印象の違う曲が続きます。
アコースティックサウンドが美しい2曲。『風』と『アトリエ』です。
この2曲は安全地帯の魅力の一つでもあるアコースティックサウンドが充分に堪能できます。妖艶さとは違う、不思議な魅力がありますねぇ。
『風』は、以前にも書きましたが、寂しげなサウンドながらも、どこか爽やかで前向きな感じのする曲です。恋愛をテーマにしてますが、歌詞に一つ一つはどこか人生の応援歌的な要素があるような気がします。
『アトリエ』 もうどうしようもなく落ち込みたいときに聞くのがオススメです。
失恋の歌なのですが、曲全体の悲しい雰囲気は恋愛とは関係なく落ち込むことができるような・・・。メロディラインが美しいので、聞いてて癒されます。
次の曲『エクスタシー』では、また、このアルバム本来の流れに引き戻されます。
この曲は歌詞がかなり妖しげで「いかにも・・・。」って感じ。
サウンドの方は、かなり凝っていて面白いと思います。
不規則な畳み掛けるようなドラムのリードに怪しげなサウンドのベースライン、そこにきわどいヴォーカルがのっかり、時折ギターが怪しげな音を奏でているような。後半のギターソロもスゴイですが、この曲では、むしろメロディラインを構成しているのはベースだと思います。
なかなか技巧的で面白い一曲です。
このアルバムの後半部分(いわゆるB面)も、ここまでは一気に聞けてしまいます。そして、最後にしっとりと聞かせてくれるバラードの登場です。
『瞳を閉じて』文句なしのバラードに聞いてる方も圧巻です。『恋の予感』同様、余韻を相当に引きずる名曲だと思います。
(安地のバラードって、やっぱり素晴らしいです バラードだけでもかなり語れそうな気がします)
このアルバムは、繊細で妖艶で、かつ人の心の中にスーッと自然に入り込んで来る不思議な一枚ですねぇ。
実に、繊細な曲ばかりだと思います。
スリリングでドキドキ・ハラハラさせるようなリズムと音から始まるのは、1曲目の『yのテンション』
(当時、CMソングにもなったのですが、1ファンの複雑な感情としては、このCMの話題は触れないことにします 曲はいいんだけど、あのCMの映像は思い出したくないなぁ)
力強いドラムの音に、繊細なギターが奏でる不安を感じさせるようなメロディ。そこに怪しげなヴォーカルが絡み・・・。不安な想いをここまで音で表現できるものなんですね。
歌詞もかなり意味深です。【いいかけ すぐやめた やさしいことば 氷をかむように そのうちに 溶けてしまう】とか、【握りかえさない手には あなたがいないから】なんて言葉には、もう冷めきってしまった心が見えてきます。
この曲は、聞いてて最初から最後までスリリングな雰囲気に満ち溢れていて、それがこの曲のたまらない魅力です。
その昔、確かラジオで聞いたような気がするのですが???この曲のタイトル『yのテンション』は、何ゆえ【y】なのか?
これは、「テンション=緊張感」、冷めていく(終わりに近づきつつある)恋心が、最後の少し手前のギリギリの緊張感にいることを表しているために、アルファベットの最後の文字【z】の一つ手前【y】で表しているなんて、聞いたことあります。
1曲目のアウトロをギリギリまで引っ張ったら、音は徐々に変化していきます。
2曲目の出だしが重なってきているので(いわゆるクロスフェードですね)、ここで、少しずつ曲の雰囲気が変わっていきます。
2曲目の『Lazy Daisy』 繊細でリズミカルなギターの音が魅力的です。
無邪気ながらも妖しげな魅力を併せ持つ女性への恋心を歌った曲です。
明るくて弾けてるけど、どこか怪しげで、繊細さも感じさせる曲です。
安全地帯の魅力の一つに、【個性の違う二人のギタリストの奏でるサウンド】も揚げられるかと思いますが、この曲は特にギターのバランスがいいような気がします。試しに一度、ギターの音に注目してこの演奏を聞いてみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=0-yd1QKdyro
3曲目の『Happiness』は、田中さんのドラムの音が面白いですねぇ。シンセっぽい音です。それと、間奏のギターも音が凝ってます。
歌詞は、何だか【言葉遊び】っぽい感じで面白いですね。遊びの要素満載って感じの一曲です。
次の『ブルーに泣いてる』は、以前も書きましたが、海外のミュージシャンがカバーされてて、当時CMでも聞くことができました。
ギターシンセを巧みに使って技巧的なサウンドを奏でつつも、哀愁漂うメロディラインが印象的な曲でした。
余談ですが、当時のCMソングも洋楽バージョンもYou Tube で検索すると聞けるというのがスゴイ!この当時の懐かしサウンドが気軽に聞けるというのは、今の時代に感謝ですね。
次は、昔のレコードで言うところの「A面の最後の曲」で、名曲『恋の予感』
この曲は、初めてきいた日から今まで、色あせることなくいつまでも心の中に残っている名曲ですねぇ。
不思議なもので、このアルバム、ここまでは一気に聞くことができます。もう、何の疑問も抵抗も無く、スーっと心の中に入ってくる感じ。途中の曲順や構成、曲のつながり方もばっちり!
思うに昔のレコードって、A面を聞き終えたら、ひっくり返してB面を聞くことになるんですが、それゆえに、A面の最初と最後、B面の最初と最後を飾る曲って、それぞれに重要な役割を担っていたのではないかと思います。
A面の最後の曲には、ある意味【一区切り】的な要素があったように思います。
今はCDの時代ですから、2枚組でCDを入れ替えたりすることはあっても、1枚ものなら途中でディスクをひっくり返すタイミングはありませんから、曲やアルバム全体の構成も違ってきてるんじゃないかとも思うのですが・・・。
(最近新しいCDを買ってきて、胸をわくわくさせるような経験がありませんから何とも言えませんが・・・ うーん、レンタルとはちょっと違う感覚なのよ 新譜を買う期待感って )
さて、次の曲は、いわゆるB面の1曲目ですが・・・。
聞いてる方は、名曲『恋の予感』の余韻を引きずりつつも、次のこのアルバムらしい妖しげな魅力を持つ曲『Kissから』で、新たな世界へ呼び戻されます。
しかし次の2曲で、またガラっと印象の違う曲が続きます。
アコースティックサウンドが美しい2曲。『風』と『アトリエ』です。
この2曲は安全地帯の魅力の一つでもあるアコースティックサウンドが充分に堪能できます。妖艶さとは違う、不思議な魅力がありますねぇ。
『風』は、以前にも書きましたが、寂しげなサウンドながらも、どこか爽やかで前向きな感じのする曲です。恋愛をテーマにしてますが、歌詞に一つ一つはどこか人生の応援歌的な要素があるような気がします。
『アトリエ』 もうどうしようもなく落ち込みたいときに聞くのがオススメです。
失恋の歌なのですが、曲全体の悲しい雰囲気は恋愛とは関係なく落ち込むことができるような・・・。メロディラインが美しいので、聞いてて癒されます。
次の曲『エクスタシー』では、また、このアルバム本来の流れに引き戻されます。
この曲は歌詞がかなり妖しげで「いかにも・・・。」って感じ。
サウンドの方は、かなり凝っていて面白いと思います。
不規則な畳み掛けるようなドラムのリードに怪しげなサウンドのベースライン、そこにきわどいヴォーカルがのっかり、時折ギターが怪しげな音を奏でているような。後半のギターソロもスゴイですが、この曲では、むしろメロディラインを構成しているのはベースだと思います。
なかなか技巧的で面白い一曲です。
このアルバムの後半部分(いわゆるB面)も、ここまでは一気に聞けてしまいます。そして、最後にしっとりと聞かせてくれるバラードの登場です。
『瞳を閉じて』文句なしのバラードに聞いてる方も圧巻です。『恋の予感』同様、余韻を相当に引きずる名曲だと思います。
(安地のバラードって、やっぱり素晴らしいです バラードだけでもかなり語れそうな気がします)
このアルバムは、繊細で妖艶で、かつ人の心の中にスーッと自然に入り込んで来る不思議な一枚ですねぇ。
それぞれ「抱きしめたい」と言っているポーズ
だそうです(当時のファンクラブの資料より)。
・・・玉置さんと矢萩さんのソレには
「殺意」のようなモノを感じますが(苦笑)
唯一「抱きしめたい」と「コッチから」思うのは
武沢さんだけ・・・な私です(笑)。
確かに、武沢さん素敵ですね。そういえば、発売当初は他のメンバーの表情が怖くって、苦笑してました。
正直、あの当時の矢萩さんの写真って、どれもたいていすっごいコワモテで・・・。ライブ映像での笑顔とは別人って感じでしたね。