安全地帯は80年代に活躍したバンドで、『ワインレッドの心』や『悲しみにさよなら』など多くのヒット曲があります。
リーダー兼ボーカルの玉置浩二さんが作る美しいメロディや歌唱力、そしてメンバーの演奏は高く評価されていました。
矢萩さんは安全地帯のギタリストで、「安全地帯のメロディメーカー」という異名を持っていましたね。
矢萩さんの奏でるブルージーなサウンドには「泣きのギター」という表現が使われていました。
『安全地帯』の曲は、そのほとんどをボーカルの玉置浩二さんが作曲して歌っていましたが、唯一の例外が『一秒一夜』です。
シングル『熱視線』のB面で『アナザーコレクション』に収録されています。(『アナザーコレクション』はアルバム未収録曲集なので、影の名曲と出会えるかも。オススメの1枚です)
この曲を聴いて軽い違和感を覚えた人は多いはず。「曲は間違いなく安全地帯の雰囲気なのに、声がいつもと違う???」
実はこの曲だけ、矢萩さんが作曲とボーカルを担当されています
感想はというと…。典型的な『安全地帯』サウンド。この5年後に発売されるソロ作品とは異質です。
筆者は、当時の音楽雑誌の記事で 『熱視線』のB面が矢萩さんの作品であることを知り、わざわざこのシングルを買いました 。
『熱視線』はオリジナルアルバムには収録されておらず、そのためか安全地帯のシングルの中での売上は上位だったと思います。
矢萩さんの曲で唯一カラオケが存在するのはこの曲だけです(玉置さんとの共作を除く)
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