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“Every day is a new day.”

『喜びの歌』レビュー

2009-01-26 17:53:04 | 矢萩渉
久しぶりに矢萩ソロのレビューを書きます。
【このブログの看板コーナー】と言いつつ、随分書いてませんでしたねぇ。 ( ゜ ▽ ゜ )
まぁ、気を取り直して。 φ ( . . )

アルバム『喜びの歌』のタイトル曲。タイトル曲でありながら、このアルバムのオープニングを飾る曲でもあります。

厳かな雰囲気の、まるで地響きを思わせるようなリズムが聞こえ、その後エレキのアルペジオと共に歌が始まります。
やや緊張気味で震えているかのような押さえ気味の歌声。

【覚えていますか はじめて裸で 青い水になれた日 ~】
いきなりこんな歌詞から始まるこの曲。
正直「何をテーマに歌っているのだろう???」
と思いました。

この曲は、歌詞の中で【覚えていますか?】、【聞こえていますか?】という問いかけが、何度か出てきます。
時に【真夏のどこかで 白い花が咲く音】だったり、【画用紙の海で潮風(かぜ)と戯れた夏】だったり、【壁のらくがきで 響くライオンの歌】だったり、【とっても遠くに 見えた そのてのひらを】だったりします。

単なる恋愛ソングではないような気が…。

しばらく聞いているとサビの部分【ごらんよ 僕はからっぽで あふれる一日 生きてる ごらんよ 僕は嬉しい ほんとに行けるところへ 行くよ】と締めくくります。このサビの歌詞は繰り返されます。

生きていることの喜びを、実感し、感謝しているような感じでしょうか?

幼い日の想い出を振り返りつつ、【僕はからっぽだけど 生きてる】ことを【喜んでいる】。

何か、人生や生命の喜びをテーマに歌っているような、スケールの大きさを感じます。

筆者の勝手な勘ぐりですが、「もしや、この当時お子さんが生まれた???」と考えてしまいました。つまり、【一人の父親から見た、我が子の誕生の喜び】かと。
でも、【GRAND LOVE ツアー】で楽屋にいた男の子は、5、6才くらいだから、この当時まだ生まれていなかったかも知れないので、どうやら勘違いですねぇ…。 物凄く想像力が暴走しているかも…。 \ ( ^ ^ : ; )

ともあれ、このアルバムにおいて【生きていることの喜び】という壮大なテーマを物語る曲だと、筆者は位置付けました。
(相当、勝手な考えですが…)


この曲の作詞は、松井五郎さんです。松井さんの書く詞は、時には解釈が難しいこともあり、筆者は随分「??????」で困りました。
実は、この曲の世界観は、「一体、誰からの目線(視点)で歌っているのだろう?」という疑問となり、長い間レビューが書けずにいました。
一応、このレビューで筆者なりの結論を出したつもりです。

曲のアレンジですが、楽器は、ギター、キーボード、ベースにシンセ。音数が実に少なめでシンプルなアレンジです。
それ故に、矢萩さんの繊細な声が際立っています。
まさに【厳かな雰囲気】で、アルバム全体のイメージを表現しています。
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