やはり漬物

人間の器はさておき、それなりに年だけは重ねちゃったもんで、最近は食べ物の好みが変わってきました。

元々食べることは大好きですし、それなりに好き嫌いなく食べるんですが、ここ数年で、まず食べる量が減ってきました。正確に言えば「食べられる量」と言ったほうがよいかも。１０代・２０代の頃なら、焼肉食べ放題とかケーキバイキングなんかに行けば、確実に「元を取る」って感じで、たくさん食べられたし、食べるスピードもかなり早かったんですが・・・。一緒に行った人達と比べても恐ろしいほどによく食べてましたねぇ。

ところが、ここ数年で状況が変わってきまして、量といい、スピードといい、かつての勢いはどこへやら。たくさん食べると胃がもたれるし。脂っこいものも少しずつ苦手になってきました。こってりしたタレよりも、むしろポン酢をかけたりして。
（ただし、【天下一品のラーメン】だけは、今でも【こってり派】です）

グラタンやハンバーグも好きですが、以前に比べて魚料理がおいしいと思うようになりました。揚げ物なんかは苦手になりましたねぇ。外食でも、気が付けば揚げ物は避けてしまいます。

野菜を食べるときはは、サラダよりも、煮炊きしたものをたっぷりと食べてしまいます。

最近、改めて漬物がいいなぁと思うようになりました。我が家は、筆者以外に漬物を好んで食べる人がおりません。「自分のためだけに食卓に並べる」という気にもならなくて、これまでは我が家の食卓に漬物が出てくることはありませんでした。
ところが、最近は「自分のためだけでもいい」と思えるようになり、一人で食べております。

やはり、幼い頃に食べたものが自分にとってのソウルフードなんだと思います。筆者は子どもの頃は、野菜や魚をよく食べていました。これは確実に親の好みですね。高校生になるまで、グラタンを食べたことがありませんでしたから。

昔、何かのＴＶ番組で、「最後の晩餐」とか何とか言うコーナーがあったような。
（縁起でもないですが）「人生最後に食べたいものは？」なんて質問があって、タレントさんがいろいろ答えてましたが、筆者はおそらく【白いごはんと味噌汁、それに漬物】と答えてしまうんじゃないかと思います。