黒猫文化会館

音楽と映画と珈琲と昼寝の生活

808State / Don Solaris

2018-06-30 08:10:38 | 聴いてるもの








808State / Don Solaris

Intro
Bond
Bird
Azura
Black Dartangnon
Joyrider
Lopez
Balboa
Kohoutek
Mooz
Jerusahat
Banacheq


硬質なブレイクビーツに乗せて
シンセとギターがストーリーを持って動き出す
Gorgeous以降
クラブカルチャーから距離を置き
ホームリスニングとしても高いクォリティを
極めるべく作り込んできた
グラハム・マッセイのイメージしてきた世界観が
ここにきて見事に完成した傑作

アーティストのこだわりが細部に渡って
散りばめられており
聴き応えのある作品に仕上がっています

当時
一旦 作ったトラックを全てボツにした
という記事を読んだ気がします
それくらい
納得するまで妥協せずに完成させた作品


ムーブメントと商業的な成功が比例する中で
アーティストの想いが形になった
一つの到達点

こういうサウンドは憧れであり
目標です







▼黒猫音楽資料館 menu




〜イベンドもりもりです〜








エミー ザグレード / First Love

2018-06-29 07:50:59 | 聴いてるもの




Emmy The Great / First Love

Absentee
24
We Almost Had A Baby
The Easter Parade
Dylan
On The Museum Island
War
First Love
MIA
The Easter Parade part 2
Bad Things Coming, We Are Safe
Everything Reminds Me Of You
City Song
Edward Is Dedwood
A Bowl Collecting Blood
Two Steps Forward
Canopies And Drapes


友人から勧められて聴きました
エイミー・ザ・グレート

プロレスラーか?と思った名前と
このジャケットから
この音は想像出来ませんでした

香港生まれロンドン育ち
ロンドン拠点のフォークシンガー

アコースティックに艶のある寂しさの声に乗せて
淡々と歌い続ける

音が少なめな曲が多いので
旨さが際立ちます





▼黒猫音楽資料館 menu




〜久しぶりのゆっくりとした朝です〜











チック&ゲイリー / Native Sense

2018-06-28 07:10:18 | 聴いてるもの




Chick Corea & Gary Burton
/ Native Sense : The New Duets

Native Sense
Love Castle
Duende
No Mystery
Armando's Rhumba
Bagatelle #6
Post Script
Bagatelle #2
Tango '92
Rhumbata
Four In One

こんなにもアグレッシブで
情熱的な掛け合いが続く中で
楽器の音の相性以上に
チックとゲイリーのあ・うんの呼吸が
この響きを生むのか…

決して落ち着いて聴くアルバムではありません

息の合った演者のコンビネーションに
巻き込まれる中で音の粒を楽しむアルバムです





▼黒猫音楽資料館 menu




〜疲れを取って頑張ろう〜















アニマルハウス / Ready To Receive

2018-06-27 06:12:51 | 聴いてるもの





The Animalhouse / Ready To Receive

Ready To Receive
Small
Spacetrash
Animal House
Wasted
Animal
Speakeasy
Essence
Sodium Glow
Sunday Driver
Always Be
Don't Look Back
What Happened To The Future?


打ち込みを多用しつつも
UK懐古主義を貫いた様に
キャッチでメロディアスで
轟音とは一線を引いた仕上がりです
Animalhouse

シューゲイザーシーンの代表的なバンド
ライドのマーク・ガードナーを中心に
再構築され
穏やかなサウンドの中に
キラキラと輝いきながらサイケデリックで
どこか叙情的な曲が続きます

個人的に
とても好きなサウンドで
当時CDショップでも
大きく取り上げられていましたが
海外ではあまりヒットせずに
残念ながら解散してしまいました





▼黒猫音楽資料館 menu




〜頑張ります〜







シェイメン / Move Any Mountain 96

2018-06-26 06:50:29 | 聴いてるもの

The Shamen / Move Any Mountain 96


Beatmasters Radio Mix
Tony Da Vit 7" Edit
Indica (Shamen Mix)
L.S.I. (Beat Edit)

'96仕様としてリニューアルされた
Move Any Mountain
歌を使ってほぼ完全に新作仕様になっています





Tomka Mix
Tony Da Vit Edit
Sneaker Pimps Mix
Beatmasters 12" Mix

7分以上のトラックが4曲
アッパーなミックス
ダウナーなミックス
形を変えて全く違う演出がされています




トラックは一から組み立てられており
ほぼオリジナルのリミックスです

当時は6年間の時代ギャップの差が無くて
おおっ!と思ったものでした


◆シェイメンまとめ


▼黒猫音楽資料館 menu




〜油断大敵なのです〜








4Hero / Creating Patterns

2018-06-25 06:07:15 | 聴いてるもの






4Hero / Creating Patterns

Conceptions
Time
Golden Solitude
Twothesme
Another Day
Hold It Down
Unique
Something Nothing
Ways of Thought
Eight
Blank Cells
Twelve Tribes
2 BS 74638
Les Fleur
Day of the Greys
2000 Black


D'n'Bのムーブメントの終焉の中で
その代表的なアーティストとして君臨していた
4Heroが選択した道は
ブレイクビーツとソウルの融合でした

もともとフロアに行かなくても
リスニングに耐えうるトラックを増殖していた
4HeroがD'n'Bから離れた姿が
このアルバムの方向に向かうことは
ある種 必然で
ある種 寂しさが滲み出てしまいます

個人的には
D'n'Bムーブメントが終わりを告げた後でも
そのジャンルへのこだわりを持って
突き進んで欲しい
というリスナー勝手な想いが
先に出てしまったアルバムです

久しぶりに取り出して聴いてみると
なんという作り込んでいるアルバムか と…

職人気質の2人が
徹底的に
そして緻密ですが大胆に仕上げたアルバムは
ムーブメントの終焉だからこそ
そこにこだわらず向き合った音の塊

ある種
808ステイト / Don Solarisと対をなす作品と
感じました

傑作です







▼黒猫音楽資料館 menu




〜密度の濃い一日になりそうです〜








VS-880/1680 ハードオフ四軒家

2018-06-24 23:11:57 | 行ったところ
歯医者さんの後に
ハードオフ四軒家店に行ってみまして
売場をフラフラしていましたら
VS-880とVS-1680がありました




いやー
懐かしいです

学生の時
学校のスタジオにVS-1680が置いてありまして
凄く凄く活用させていただきました

そして
当時(今も?)の私にはVS-1680を
購入するだけの費用はなく
中古のVS-880が出るのを虎視眈々と待ち続け
ゲットして使用した時のVS-1680との差に
愕然としました…

多分
蔵出しで当時VS-880/1680で作成した曲を
お披露目する事もあると思います

その時は
ぜひ生暖かく聴いていただけると嬉しいです


他にもジャンクコーナーに
こんな物が!




ハードオフ四軒家店




▼黒猫音楽資料館 menu




〜あっという間に夜でした〜








デリックメイ / Innovator

2018-06-24 06:40:29 | 聴いてるもの







Derrick May / Innovator


Rest
Rest
Strings of the Strings of Life
Another Kaos Beyond Kaos
Freestyle
Rest
Beyond Kaos
The Dance
Spaced Out Love Hate Mix
It Is What It Is
Some More Spaced Out
Beyond the Dance The Cult Mix
Feel Surrreal Ends
The Feel Surreal
To Rest
R-Theme



Emanon Begins
Sinister
End


The Beginning Of The End
Phantom
Kaotic Harmony
More Phantom
Salsa Life
Nude Photo
Beginning
Another Relic
Drama
Strings of Life
The Beginning


デトロイトテクノといえば?
という質問をされたら
私は多分このアルバムをイメージします

名曲String Of Lifeに挟まれるように並ぶ
硬質なビートにシンプルな電子音が宙に浮く

長い期間に発表された12inchを網羅しつつも
全体の構成がまとまっており
統一感があるので聴いていても
変な気持ちになりません

音の選びは時代の流行で変わりがちですが
このアルバムに収録されているトラックは
全てがデトロイトテクノのお手本となる
不変的な仕上がりです

まさにイノベーターです







▼黒猫音楽資料館 menu




〜今日の朝は涼しいですね〜








デペッシュモード / Construction Time Again

2018-06-23 06:30:01 | 聴いてるもの






Depeche Mode / Construction Time Again

Love, In Itself
More Than A Party
Pipeline
Everything Counts
Two Minute Warning
Shame
The Landscape Is Changing
Told You So
And Then...
Everything Counts


アラン・ワイルダーが合流した
デペッシュモード3rd.

トラックのクオリティがグンと上がり
ダークサイドに引き込まれながら
心地いいテンポと
ノスタルジックな美しさが共存しています

2nd.がヴィンス・クラークが抜けた中での
ネガティブさを感じましたが
アラン加入によりマーティンの曲の印象が
ダークながらポジティブサイドに聴こえます

リバーブの効果が美しさを強調させています

タイトルやアートワーク
Tr.3 Pipeline〜Tr.4 Everything Countsで
インダストリアルなサウンドを印象付け
全体の方向性を示したかのようなサウンド

骨太なアルバムです


デペッシュモードまとめ







▼黒猫音楽資料館 menu




〜しっかり休みました〜





エイドリアンシャーウッド / NTAH

2018-06-22 06:23:40 | 聴いてるもの





Adrian Sherwood / Never Trust A Hippy

No Dog Jazz
Hari Up Hari
Haunted By Your Love
X - Planation
Strange Turn
Dead Man Smoking
Paradise Of Nada (Sherwood remix) Temple Of Sound
Boogaloo
Processed World
The Ignorant Version
Majestic12


深く
広く
硬質な音が響き渡る中で
空間の魔術師が自身の表現の為に
作り出したアルバム

ナインチネイルズ
ミニストリーといった
インダストリアルミュージックにも関わり
本筋のUKダブとの差別化をしながら
長いキャリアを積んできたこともあり
このアルバムが1st.とは思いませんでした

ダブのトラック作成をするときの
お手本として
いつも聴いています

これからもお世話になります





▼黒猫音楽資料館 menu




〜文系と理系の往復は大変です〜








オールアバウトイヴ / Scarlet And Other Stories

2018-06-21 06:40:18 | 聴いてるもの




All About Eve / Scarlet And Other Stories

Road To Your Soul
Dream Now
Gold And Silver
Scarlet
December
Blind Lemon Sam
More Than The Blues
Tuesday's Child
Pieces Of Our Heart
Hard Spaniard
The Empty Dancehall
Only One Reason
The Pearl Fisherman


◀︎◀︎◀︎ Previous



前作のようなキャッチさが抜けて
叙情的な音がより前面にでて
プログレのような印象が強くなったアルバム
Scarlet And Other Stories

アルバム全体に流れる
どこか気高く浮世離れした幻想的な世界観に
ストーリーを持っているかのような曲並び

アルバムタイトルからも
こだわっている事を感じ取れます

アートワークも音の世界観を表しており
トータルコンセプトをパッケージした
お手本の様な仕上がりです





▼黒猫音楽資料館 menu




〜ラッシュはまだまだまだ続きます〜







チック&ゲイリー / Crystal Silence

2018-06-20 06:30:17 | 聴いてるもの




Chick Corea & Gary Burton / Crystal Silence

Senor Mouse
Arise, Her Eyes
I'm Your Pal
Desert Air
Crystal Silence
Falling Grace
Feelings And Things
Childrens Song
What Game Shall We Play Today


ピアノと鉄琴の絡み合う中で
透き通った音が
反響し
共鳴し
残響に酔う

その一体感が本当に美しいです


響き渡る音色に
美しいアートワークの中に吸い込まれるのでは
と思える気持ちのいい作品

これはレコードのジャケットを
立てかけて聴きたい
この世界に酔うには
CDのジャケットでは小さいなぁ
と思います







▼黒猫音楽資料館 menu




〜ラッシュはまだまだ続きます〜








808State / Gorgeous

2018-06-19 07:40:43 | 聴いてるもの




808State / Gorgeous

Plan 9
Moses
Contrique
10 X 10
One In Ten
Europa
Orbit
Black Morpheus
Southern Cross
Nimbus
Colony
Timebomb
Stormin Norman
Sexy Dancer
Sexy Synthesizer


◀︎◀︎◀︎ Previous



戦う土俵をリスニング重視で
メジャー路線にダイレクトに移行させた
ZTT第三弾 Gorgeous

マーティン・プライス脱退の影響が
これ程までに大きいのか
と思えるほどの路線変更

ex:elまでのクラブカルチャーとリスニングの
いい塩梅さが808Stateの魅力だった中で
よりメジャーに目を向けた印象に
なってしまった感は否めない仕上がりです

曲数も多く
良い曲もたくさんあります
でも
止め時なのでしょうか

後半だけで別アルバムとか
そんな構成にしただけで
一気に名盤となっていたのでは無いか
とも感じます

じゃあ
そこで止めればいいじゃん
というと
そうでも無いのがアルバムの怖いところ

凄くいい曲はとにかくたくさんあります

いつも後半になると
あー!もー!
と思ってしまうアルバムです

最後の曲まで聴いて
良かった!という経験を
アルバムで体験できる作品を創る難しさ…

考えさせられます


どんな目線だよ!って感じですね
好きなアーティストに
自分の好みを押さえつけている
嫌な奴です

すいません







▼黒猫音楽資料館 menu




〜ラッシュです〜








ゴダイゴ / CM Song Graffiti

2018-06-18 07:11:06 | 聴いてるもの




Godiego / CM Song Graffiti

Marage
The Morning After
Now Your Days
InYour Eyes
Uncle John
Salad Girl
Sprinter Liftback
What Did You Do For Tomorrow
Symfonica
Smile
Apple Candty
Lyric
Red Chapeau


CMタイアップ曲が集められた作品で
オリジナルアルバムとしてのカウントは
されていません

結果的にタイアップを一つのテーマとして
集められた事で作品の統一感を生んでいます

Uncle Johnは
締め切りと戦いながら悩んでいた時に
友人数名が部屋に上がり込んできて
酒盛りを始められた際に
ふと思い浮かんだそう
奥様所有の古文書(?)に書かれていた伝説です

新創世紀やDead Endは
時代を感じさせないアルバムでしたが
このアルバムは
時代を感じさせるアルバム
当時のCMだからこその感覚なのかもしれません

ノスタルジックに楽しめました





▼黒猫音楽資料館 menu




〜準備が大切です〜






デペッシュモード / Ultra

2018-06-17 06:50:10 | 聴いてるもの






Depeche Mode / Ultra

Barrel Of A Gun
The Love Thieves
Home
It's No Good
Uselink
Useless
Sister Of Night
Jazz Thieves
Freestate
The Bottom Line
Insight
Junior Painkiller


Songs Of Faith And Devotionのツアーの後の
サウンドの要であるアランの脱退
デイブ/マーティン それぞれが
深い底の世界から不死鳥の様に戻ってきたUltra

発売当時に聴いた時
最初の印象の良さから
重く苦しなる様な感覚になりまして
それ以降
このアルバムを頻繁には聴きませんでした

今まで
バンドのバックボーンを気にしてこなかったのが
ブログを書くことで
奏でる音がストーリーの様に聴く様になりました

そして久しぶりに棚から出して
Tr.1から最後まで久しぶりに聴いたのですが
以前感じた苦しさは無く
最後まで美しく素晴らしい世界に
誘ってもらえました

脱退したアランに変わり
プロデューサーのティムシムノンのセンスからか
空間系のエフェクトが落ち着き
深さから太さへ路線の変更が
このアルバムを独自の色に仕上がっています

まるで
マッシブアタックのプロテクションのような
太さと浮遊感(…ただし重いトラック)に
艶のあるデイブの声
そして愛されているバンドだからこそ
この記念碑的アルバムを彩る実力派のゲスト陣

絶望の底から
産声を上げた新生デペッシュモードの1st.
という位置付けが私にはしっくりきます

しばらく聴いていなかった事に対して
なんて勿体無いことをしていたんだろう
とブログを書きながら思います

このアルバムが大好きになりました







Next ▶︎▶︎▶︎




▼黒猫音楽資料館 menu




〜整頓をしました あと草刈りも〜