kurogenkokuです。
472冊目は・・・。
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13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会 編 育鵬社
この本の真意を理解するためにp272以降にある著者の想いから読み始めると良いと思います。
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道徳とは「他者」に向き合う「構え」
人間は決して一人では生きていくことはできない。人間は「他者」との関わりの中でしか、社会生活を営むなことはできない。そして「他者」とのより良い関係性を結ぶための方法が道徳なのです。
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それでなぜいま道徳なのか。
・私たちの共同体を最も強く体現する「国会」という言葉さえもが意図的に排除され、(中略)、倫理的、文化的な生活共同体であるという定義すら入り込む余地はありません。
・つまり徳目とは、「善く」生きようとする人間が「他者」との関係性を結ぶために長い歴史的な時間をかけて醸成し、歴史の中から導きだした明快で簡明な指針です。また、歴史的な試練を経ることで抽出された叡智と言えるものです。徳目を教えないということは、長い歴史の中で築きあげられた人間としての生き方の型と方法とを否定することであり、そもそも徳目を教えることを抜きにしては道徳教育は成り立たないのです。
本書には昔なつかし「スクールウォーズ」の舞台になった伏見工業の話であるとか、子供の頃読んだオーヘンリーの「最後の一葉」であるとか、過去の歴史に照らし合わせて学ぶべき点について明確に指南しています。
道徳というとそれだけで倦厭される方もいらっしゃると思いますが、個人的には「生き方」を考えさせられる良書だと思います。
ちなみに中学校の学習指導要領に基づいて編集されていますので問題ありません。
【目次】
第1部 しっかりとした自分
第2部 人とのかかわり
第3部 かけがえのない生命
第4部 「公」と「私」
第5部 誰かのために
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