kurogenkokuです。
1206冊目は・・・。
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【kindle版】
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全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】
中野剛志 著 KKベストセラーズ
昨年11月にこのブログで紹介した続編というべき位置づけの本です。
■目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
https://blue.ap.teacup.com/motokuni/6836.html
経済教室という点では、【基礎知識編】がわかりやすいと思います。
それでも、これはと思ったところをいくつか。
①デフレと合成の誤謬
人々が苦難を乗り切ろうとしてとった「節約」という行動が、経済全体でみると需要を縮小させ、人々をさらに苦しめる。これを合成の誤謬という。なかなかデフレを克服できない背景には、結構あったりするなと思いました。
例えば、コロナの給付金が、生活不安のため貯蓄に回ってしまうなんてこともあげられるでしょう。
②賃上げの重要性
一国の成長戦略には、賃金主導型(賃金の上昇で経済成長を実現)と利潤主導型(企業の利潤の増加で経済成長を実現)の2つのパターンがあり、著者は、「デフレ下においては、インフレ効果のある賃金主導型を選択すべし」としている。またグローバリゼーションは賃金抑制に決定的に強力であり、注意しなければならない。
確かにおっしゃる通り、個人的にもデフレ脱却のために賃上げは必須という立場です。しかしながら、支援先を見ていると「はいわかりました。賃上げします。」と言えるところは、なかなか少なく、現実的には厳しいなぁと感じています。賃上げに関する優遇税制も、法人税を多額に払っているわけではない中小企業にとってはあまり魅力的なものではないですし、マクロ政策のありかたも並行して見直していく必要があるんだろうなぁと思ったりしています(ぼそっ
③レントシーキング活動
特定の集団が自分の利益のために、ルールや政策を世導すること。経済界が財政健全化や消費増税を政府に求めるなど。日本商工会議所は増税に慎重な立場ですが、確かにそうでない団体もあるなあ(これもぼそっ
他にもいろいろあるのですが、特別付録のところにはMMTの話などがあるので、「それはなんだ」という方はお読みになるとよいかと思います。
【目次】
第1章 基礎知識のまとめ
第2章 二つの成長戦略
第3章 「ムチ型」成長戦略の帰結
第4章 富を増やす二つのやり方
第5章 レント・シーキング活動
第6章 大失敗した行政改革
第7章 諸悪の根源
第8章 エリートたちの勘違い
第9章 なぜエリートたちは考え方を変えられないのか
第10章 なぜ保守派は、新自由主義が好きなのか
第11章 なぜリベラル派は嫌われるのか
第12章 世界を読み解く新たな座標軸
第13章 滅びゆく民主主義
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