kurogenkokuです。
1366冊目は・・・。
【kindle版】
あるある!田舎相続
澤井修司 著 講談社 日刊現代
著者はkurogenkokuより年齢がひと回り下の司法書士。男気会でkurogenkokuと壮絶なフードバトルとか、いろいろと悪事を繰り返していましたが、間違いなく仕事はできる人です。特に相続に関する分野では、「争続対策」としての講演を過去にもたくさんやっていて、彼の専門分野と言えます。そんな澤井修司さんがこの度「あるある!田舎相続」という本を上梓されました。
書評を書くのをもったいぶっていて、遅くなりましたが、率直な感想など書きます。
タイトルのとおり、「田舎で起こりうる相続問題」をさまざまなパターンから事例を使って紹介しています。「山林の共有者がたくさんいて相続手続きに苦労した例」「旗竿地(はたざおち)を売ろうとしたが売れない事例」「アパートを建てたがゆえに相続に苦労した事例」「生前に子供たちと交わした誓約書が無効になってしまった事例」「親より先に子供が亡くなったことによりトラブルが起こった事例」「見ず知らずの人が遺留分を主張してきた事例」など、どれもこれもが起こりうる事例です。
まさに全てが相続における盲点で、きちんとケアしておけば何でもないことなのでしょうが、実際にそれができているかというとかなり怪しいですね。我が家もひとつひとつ検証していく必要があるかと思いました。
もちろん本書では、そんなトラブルに対しての処方箋も提示してくださっているので、相続の対策本として活用されていくのも良いと思います。
最後には、著者と私のトークが繰り広げられています。お酒を飲んでいないので、結構まともです。また横瀬町の富田能成町長が、行政の立場から「田舎あるある」の視点で「多様な専門家とつながる必要性」や「多様な人がつながコミュニティが田舎の目指すべき姿」などについて寄稿されました。
これだけの内容の本を書くのは本当に大変だったと思います。著者には心から敬意を表したいと思います。
ちなみに出版記念として著者には年末(12月27日放送)の「黒澤元国の飲みに行こうよ!」に出演していただくことになりました。たくさんの視聴者プレゼントがあると思いますので、是非期待してください(笑)
それにしても最近の秩父では、なにかやらかすと「田舎あるある」という言葉を使って、批判をかわす方が増えてきたような気がします。これは著者の責任だと思います。
【目次】
はじめに
序 章 田舎相続はなぜ厄介なのか?
第1章 田舎相続のリアル 厄介資産編
第2章 田舎相続のリアル 事業承継編
第3章 田舎相続のリアル まだある!編
終章 田舎相続でもめないポイントを知ろう
特別対談 都会の「知」を呼び込むことが田舎の生きる道ー黒澤元国氏(埼玉県商工会議所連合会広域指導員、中小企業診断士)
特別寄稿 行政と専門家とが連携し、田舎ならではの強みを活かすことが「田舎相続」の問題解決につながる
ー富田能成氏(埼玉県横瀬町長)