今朝、秩父で仕事して、すぐに伊勢崎へ。隣の県なのにアクセスがものすごく悪い件。
どうもkurogenkokuです。
さて先日のことですが、新型コロナに対応した特別貸付の状況を会計検査院が調査した結果、回収不能となった貸付債権が697億円に上っているとの報道がメディアの各社からなされ大騒ぎになりました。ただこの件にはかなりの違和感を覚えています。
※「コロナ融資」で検索していただければ、各社の報じ方がわかります。
私の記憶が確かならば、コロナの感染が始まった頃は以下のような状況でした。
■どんな感染症かもわからず、国民は恐怖に怯える
■感染者が出ると大騒ぎ。感染者が悪者扱いされる。
■外出禁止令発令。経済がピタッと止まる。飲食、宿泊業が大打撃。
■資金繰りが回らず、融資や助成金を1日でも早く急げという声が大半。
■政府系金融機関に借入申込が殺到。職員が休み返上で対応。
■政府系だけではとても対応できず、民間ゼロゼロ融資が措置される。
■持続化給付金の相談で、支援機関もパンク状態。私もGW返上で対応。
あの時の報道は、確か「助成金の支給が遅い」「融資がおりるのに時間がかかる」とか大騒ぎしていたと思うんです。それがいまになって「スピード優先の副作用」とか書くし。コロナがはじまったばかりの時「貸付債権が回収不能にならないよう、しっかりと審査するべき」と報道したメディアが果たして一社でもあっただろうか。
会計検査院もまた同じ。「日本公庫では貸付時の書類に業績見通しなどを記録していない事例が59件、約5億8900万円分あった。」と指摘したそうですが、あれだけの数に対応して、59件で収まっている方が奇跡的だと個人的には考えます。
2020年度か2021年度の中小企業白書には、ゼロゼロ融資の利用者のうち1割弱の方が「返済に不安がある」と答えているので、約6%の回収不能債権が出てもこれは既定路線です。何をいまさらって感じすら受けます。
大切なのは、今回のコロナ融資は有事の対応であって、こうなった後をどうするか、前向きにとらえることではないでしょうか。あたかもあの時の施策が悪かったみたいな報道の仕方ではなく、未来志向の報道を期待したいですね。
目の下にクマをつくりながら働いていた、公庫の職員がかわいそうでなりません。