サカつくEUプレイ日記「ヨーロッパ頂上決戦編」。今日はこれまでトレントCalが獲得した選手の中でも序盤特にお世話になるフリー移籍で獲得した選手、いわゆる移籍金0円で獲得した選手を紹介したいと思います。題して「トレントCal移籍金0円選手名鑑」です。
マヌエル・パスクァル DF/ITA 在籍期間2007~2018年 セリエA通算成績:344試合16得点8アシスト 個人タイトル:なし
セリエA昇格時から不動の左SBとしてチームを支えたのがフィオレンティーナから移籍金0円で獲得したマヌエル・パスクァル(写真左)です。守備はもちろん精度の高いクロスを武器に効果的なオーバーラップでトレントCalのセリエA初優勝に貢献。イタリア代表にも選出されました。マルディーニ加入後は出番が少なくなり、昨シーズン限りで引退を表明。長年の功績を評し、来シーズンからアシスタントコーチとしてトレントCalのフロント入りが内定しています。
実在のパスクァルも2006年W杯ドイツ大会出場は逃しましたが、ユーロ08予選を戦うイタリア代表に召集されています。
ラファエル・シェファー GK/GER 在籍期間:2007~2016年 セリエA通算成績:256試合0得点0アシスト 個人タイトル:なし
パスクァル同様、セリエA昇格時からトレントCalのゴールマウスに君臨した守護神がラファエル・シェファーです。当初「やっぱりGKと言えばイタリア人だね。」と言うことでウディネーゼのモルガン・デ・サンクティスにオファーを出したのですがセリエAに昇格したばかりのトレントCalには見向きも去れず、「だったらドイツ人だ。」ということでニュルンベルクから獲得したのがシェファーでした。2007~2010シーズンまでキャプテンも勤め、スーパーセーブでチームのピンチを幾度も救い、トレントCalのセリエA初優勝に貢献したシェファー。バイア加入後は第2GKとして縁の下でチームを支えていましたが高額な年俸がネックとなり、2016-2017シーズン途中にスペインのラシンへ移籍しました。
ロベルト・コバチ DF/CRO 在籍期間:2009~2014年 セリエA通算成績:110試合2得点0アシスト 個人タイトル:なし
バイエルン・ミュンヘン、ユベントスとヨーロッパを代表するビッグクラブでの経験をトレントCalにもたらしたのが元クロアチア代表のロベルト・コバチです。正直年齢が高かったのですが、「セリエAと言えばベテランDFを重宝するリーグ。」という勝手なイメージから獲得しました。トレントCalがセリエA初優勝を果たした2012-2013シーズンこそ5試合しか出場しませんでしたが、シェファーに代わりキャプテンを務め、チームを牽引しました。
クリスティアーノ・ルカレッリ FW/ITA 在籍期間:2010~2011年 セリエA通算成績:11試合1得点0アシスト 個人タイトル:なし
セリエAを代表する背番号99と言えば間違いなくリボルノのエース、クリスティアーノ・ルカレッリでしょう。2006-2007シーズン、セリエA得点王の経験を持ち、セリエB得点王に輝いたサビハヒブとの得点王2トップを夢見てオファーを3度出したのですが見事に断られました。その後2010-2011シーズンになって念願叶って入団してくれたのですが、引退間近のルカレッリにセリエA得点王の面影はなく、わずか1ゴールでトレントCalを後にしました。
ミゲウ DF/PRT 在籍期間:2012~2016年 セリエA通算成績:105試合0得点3アシスト 個人タイトル:なし
いわゆる早熟タイプでトレントCal入団時は既に30歳とピークを過ぎていたポルトガル人右SBのミゲウ(写真左)。バレンシア時代に定評のあったオーバーラップこそ鳴りをひそめましたが、ベテランらしい的確なカバーリングとパスカットに加え、精度の高いロングフィードでトレントCalのセリエA初優勝に貢献しました。
セルヒオ・ラモス DF/SPA 在籍期間:2012~2013年 セリエA通算成績:8試合0得点0アシスト 個人タイトル:なし
名門レアル・マドリーとスペイン代表のレギュラーを務めるセルヒオ・ラモス(写真左)。トレントCalでも活躍を期待されましたが、出場した試合はわずか8試合で翌シーズン途中に移籍金5億9千万円でユベントスへ放出。リアルでもビアンコ・ネロが似合うと思います。
ジェンナロ・エスポジト MF/ITA 在籍期間:2007~2012年 セリエA通算成績:124試合4得点1アシスト 個人タイトル:なし
セリエA1年目の2007-2008シーズンにシエナから加入したメディアーノ(センターハーフ)がジェンナロ・エスポジト(写真手前)です。実在の選手なのですが、正直今どこでプレーしているのかわかりません。ですが、トレントCalではいわゆるインコントリスタ(潰し屋)とクルソーレ(ダイナモ)の役割をこなし中盤を支えました。
ヌリ・サヒン MF/TUR 在籍期間:2008~ セリエA通算成績:158試合2得点5アシスト 個人タイトル:なし
最後に紹介するのがトルコ代表MFのヌリ・サヒン(写真左手前)です。現在ドルトムントに所属し、アーセナルのヴェンゲル監督が「この世代での実力はトップ。」と太鼓判を押す逸材だそうです。トレントCalでもレジスタ(司令塔)としてゲームをコントロールしていましたが、リッカート加入後は出番が激減。放出も時間の問題となっています。
以上、これまでで活躍した移籍金0円選手を振り返ってきましたが(ホント記事を作るのが長かった)、セリエA3連覇を達成したところでトレントCalのサカつくEUプレイ日記「ヨーロッパ頂上決戦編」も今日で完結。次回からサカつくEUプレイ日記「ヨーロッパ代理抗争編(仮)」をお送りしたいと思います。