昨日、VWのアルテオンに試乗してきました(⇒アルテオンの特別内覧会の様子はコチラ)。
結論から言うと、アルテオンは少なくとも日本では売れないと思う。
それはアルテオン自体が日本よりも中国市場を意識していることが伺えますし、VWの4ドアクーペに懐疑的になる部分もありますが、何よりもアルテオンという車は良くも悪くもゴルフ7の延長戦上に位置しているから。
これはパサートにも当てはまってしまうのですが、ゴルフ7との違いは2リットルの4WDに電動&ヒートシーターを備えた本革のシート、サンルーフにダッシュボードの質感と挙げたらたくさんあります。
ですが、ハンドルを握って一番に感じたのは、その根っこにはやはりゴルフ7があるということ。
だから、アルテオンは予想していたよりも運転しやすいし、DSGをSやマニュアルに入れる機会には恵まれなかったのですが、280psは余力よりも余裕を感じられました。
ではアルテオン自体はダメなのかというと、そこは大変素晴らしい1台だと思う。
ゴルフ7の延長戦上にあるので、ベースとなる部分はゴルフ7と同じ様に良い訳で、そこに4ドアクーペという贅沢な空間とそれに相応しいアイテムが備わる。
それは今の日本車にはない文化であり、イタフラ車にもなく、ドイツ車もしくは英国車にしかない文化。
スポーティーな4ドアセダンや操舵性にこだわった2ドアクーペには成り代われない世界。
時にはデートカーとなり、サルーンにも成り代われる存在。
何より一緒に試乗した妻が感じたのは、とにかく目立つということ。
そもそも目を引くスタイリッシュなデザインであるが、VW故の、アウディのA5スポーツバックやBMWの4シリーズ グランクーペにメルセデス・ベンツのCLAクーペとは異なる存在。
職業は伏せておくが、試乗コースで対向車にいたある商用車が、ディーラーに戻ってくると待っていたかのように店先ですれ違ったのは偶然ではないと思います(仕事しろと言いたいですが)。
残念ながらアルテオンを買う予定はないし、そもそも我が家の車庫には入りそうにない。
でも、アルテオンに乗れるようになりたいと思いましたし、その存在はモチベーションになりました。
もちろん我が家の車庫には6代目クワヒロカーのゴルフ7がある訳で、そこは夢はさらに大きく、パパの通勤車になって欲しいということで。