embrace:everything

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あるがままに。

『話が合わない』ということ【稚拙philosophy 】序

2012-09-03 23:45:11 | 稚拙philosophy
『我思う、故に我あり』

という言葉は哲学を知らない(わたしのような)人間でも聞いたことがある。
デカルトっていう有名な哲学者さんのお言葉です。



人と話していて、
「なんや話が合わんなぁ」
って感じること、ちょくちょくないですか?
わたしあるんです。

初めてそれをはっきり認識したのは、
10代の頃付き合ってた彼氏に言われた言葉。

「かいらの話は、難しくてよう分からん」

えっ??でした。
10代のわたしがする話が、そない難しいわけないんです。
そやのに、分からんて言われてしまって。
それどういうこと??ってポカーンてなりました。


それは例えば、今で言えば、
わたしはお酒が苦手やのに友達は好きで、
お酒の良さについて話が相容れない、
というのとはちょっと…いやだいぶ違う話で。

もっとこう、
抽象的な…たとえば、「人付き合い」についてどう思うかとか、
「人を好きになる」ってどういうことか、とか、
なんかそんな話やったと思うんですけど。

ただ、
そういう、「お前の言うてることよう分からん」て思われてる、
という状況に、何度か巡り会うようになるわけなんです。

そういう状況が、『話が合わん』のやと気づくのにも、
わたしちょっと時間かかったんです。
なんでモヤッとすんねやろ、
って気持ち悪く感じてて。
どう話が合わんのか、言葉で説明しにくい感じ。
話してて、モヤッとするというか…

そういうのって、ある誰かとそういう状況に陥るんですけど、
常に、その人と『話が合わん』のではないんです。
Aさんとは、仕事の話になるとモヤッとする。
Bさんとは、恋愛の話になるとモヤッとする。
みたいな、なんかカテゴリによって味わうというか(笑)

でね、これ何なんやろうって思ったんですね。
わたしが何かこう、説明すんのが下手なんやろかとか。
いや実際下手なんですけど、
でも、それでも通じる人もいてるんです。
それは、通じる人が、すごい努力をもってして、
わたしの話を聞いてくれてはるんかも知れへんのですけど。

何か、それだけちゃうんちゃうかと。

こういうのって、
そのモヤッとする話題をモヤッとする人と、
何回も何回も、繰り返ししていくことで、
段々はっきりして来るんです。

あ、なんか、この人とは、この話になるとモヤッとするなぁ、
って気づくことから始まって。
話していくうちに、
その人の、ある物事に対する、その人独特の考え方みたいなんがあるなぁ、
って思い始めて。

それってそんな極端なもんじゃないんです。
逆に極端やったら、
この人個性的な考え方しはるなぁで済むかも知れへんのですけど、
なんかすっごく微妙なズレなんです。

で、何やろなこれと考えてみて。

それっていわゆる、
『価値観の違い』か?

とか思ってみたんですね。


価値観の違いって言葉、よく使われますよね。
離婚原因のトップと言うてもいい(笑)
でも、じゃあ、

価値観て何なん。

バックリと、あーあの人とは価値観が違うよね、
って言うてしもたら、
思考回路が、そこでストップしちゃいません?
そこでストップしてもうて、
そのままで支障のない物事やったり相手やったりする時は、
まぁもうイチイチ突っ込まんでええかな、
て場合もあるとは思うんです。
でも、もっと大事なことやったら。
どうしてもわかって欲しい相手やったら?

価値観ちゃうから、しゃーないわ

で、ええんか?
と。

価値観、魔法の言葉すぎるやろ。
と。

頻繁に使われる『価値観』ていう言葉に、
なんか、上手いことごまかされてへんか?
そもそも、価値観って何?って、上手く説明できひん。
「ある物事に対する考え方」
みたいに言えばいいんかも知れへんけど、
わたしが出会うのって、
「考え方の違い」っていうよりは、

「そもそも、そういうこと考えたことない」

って意見なんですよ。

じゃあそれって、
『価値観が“ない”』ってことなん???

?????

そういうことを考えてるうちに、
わたしが感じて、考えてることって、
どこまで、人に分かってもらえるんやろう?
っていう純粋な疑問が出てきたんです。


わたしは、『哲学』をちゃんと学んだことはないので、
哲学の何たるかを語る資格はないんですけど。
この知識のない頭で考えるに、
哲学とは、
いろんなことを、よーく、考えてみること
なんちゃうかなって。

生活してると、
アレッ?て感じる…『思う』まで行かないような、
微妙な『ひっかかり』を感じる。
その原因が何なのか、って考え始めると、
自分や、人の、ものの捉え方、みたいなのが、
何となくですけど、分かって来るんですね。

そういうのが、哲学の入り口なんちゃうかなって思ったんです。


残念ながら、貧相な語彙しか持ち合わせてへんので、
終始、何が言いたいんか分からん内容になるとは思うんですけど、
わたしが、
あっ、もしかして、
これってこういうことなんかな?
って思ったことを、
ひとつひとつ、書いていこうと思います。
ボチボチ更新するので、良ければお付き合い下さいませ。

QUARTER:L'Arc~en ~Cielの4 分の1

2012-06-16 03:17:17 | L'Arc-en-Ciel
※ご注意※

・無駄に長文です。
・主観的内容です。
・WHAT'S IN? 2012年7月号のHYDEインタビューネタバレを含みます。
・THE HYDEのネタバレを含みます。

大丈夫な方のみどうぞ↓

















表紙のHYDEさんがあまりに美しいんで、
発売前から話題になってたWHAT'S IN?だったんですけども。

写真の美しさもさることながら、
わたしはインタビューにかなり感動したというか…。

主にワールドツアーについて書かれてましたが(インタビューが国立の前日やったそうで)。
その中にあった、HYDEさんのL'Arc~en~Cielに対する思いの部分に。



THE HYDEを読んだ時感じたのが、
「フロントマン≠リーダー」のバンドの舵取りって、
難しいんやろうなぁ、っていうこと。
フロントマン=リーダーのバンドは数多く存在してて。
やっぱり、フロントマンは、基本的に他のメンバーより饒舌になるじゃないですか。
やから、フロントマン=リーダーなら、その人が、バンドのリーダーとして、発言できる。
その人の発言=バンドの意思、そこにほとんど乖離は起こらへんわけで。

でも、L'Arc~en~Cielはそうじゃない。
フロントマンじゃないリーダーの場合、だいたいが、リーダーが他のメンバーよりキャリアがあるとか、
大先輩とか、そういうのも多い。

やけどtetsuyaさんは違う。
あの若さで、L'Arc~en~Cielを作り上げて、育て、守り抜いてきた。
見えへんところで、きっと必死に。
tetsuyaさんじゃなかったら、できひんかったと思う。
荒波に揉まれても、座礁しても、
ここまでこの船を引っ張ってこれたのは、
舵取りが、tetsuyaさんやったからなんやって。
メンバーも、スタッフも、ファンも分かってる。

そんなtetsuyaさんを、HYDEさんはずっと見てて。
リーダーとして、すごくリスペクトしてて。
そういう彼の気持ちは、THE HYDEの中で、折に触れ語られてた。
だからこそ、
きっと二人が似たようなことを考えてたって、
tetsuyaさんの言葉じゃない自分の言葉を、
バンドの意思として言う、ってことを、しなかったんちゃうんかなぁ、
と、
THE HYDEを読み終えた時に思った。

tetsuyaさんに対してだけじゃなくて。
kenちゃんにしても、yukihiroさんにしても、
それぞれにソロでやれる才能高いアーティストで。
L'Arc~en~Cielは4人なんやから、
その「4分の1」としての「自分の領分」を、
弁えようとしてはるんかなぁ、って。



そう思った時に、
うーん…
というか。
分かるし、それが彼なりの、リーダーに対しての、
kenちゃん、yukihiroさんに対しての、
尊重の仕方やねやろなーとは思ったんやけど。
何て言うか、遠慮?
みたいなもんがそこにあるような気がした。

「誰も、何も言わんようになった」っていうHYDEさんの表現は、
HYDEさんだけじゃなく、メンバー全員が、
お互いに、遠慮しあってるように、わたしには思えて。

もちろん、単なる遠慮だけで、
上手く行かへん時期があったわけじゃないとは思うけど。
結構、根底にあるソレは、メンバーの心に深く沈んでたんとちゃうんかなぁって思って。

なんか、
もったいないなぁ
みたいな…
何がもったいないって言われたらよう説明せんのですけど。

ファンは、
4人のそれぞれの素晴らしさを、みんな知ってるわけでしょ。
その素晴らしさをもっともっと見たいって期待してるわけでしょ。
せやったら、
もっと出せばいいのに
みたいなね。



で、
WHAT'S IN?のインタビュー。

わたしはね、個人的には、
このL'Arc~en~Cielのメンバーに、
「もっと出して行こうや」って言えるんは、
HYDEさんしかいてへん思ってた。

tetsuyaさんが言うても、
リーダーみんなに気ぃ使って言うてんちゃうん…と取られかねへんし。
かといって、
フロントマンであるHYDEさんを差し置いて、kenちゃんやyukihiroさんが言い出すとは思えへん。
いやファンとしてはkenちゃんにもyukihiroさんにも、
堂々と言うていただきたい気持ちはあるけど、
案外そういう部分においてこのバンドは奥ゆかしいというか…。

だから、
HYDEさんがインタビューで、そう言うてはったのを読んだ瞬間に、
わたしは泣いてましてですね…(笑)

あんまし、自分では、
メンバーの皆さんに対して、
「こうしてくれたらいいのに」
とか、
「こう言うてくれたらいいのに」
とかは、
思わんようにしてるんです。
いや思ってるかも知れんけど意識せんようにしてる、
てのが近いかな…
わたしは彼らの家族でもスタッフでも、ましてプロデューサーでもないから、
自分の希望を投影するよりは、
彼らが見せてくれるものを、ファンとして受け止めていきたい、
というか…受け身の姿勢ですね(笑)
を、心がけてたんで、
インタビューで、HYDEさんのその言葉を読んで泣いた時に、

ああ、
こう言うて欲しかったんか自分…

と、しみじみ思いました…(笑)



打倒L'Arc~enCiel、て堂々と言うてソロに臨むHYDEさんを、
L'Arc~en~Cielは今が一番カッコイイって言えるHYDEさんを、
わたしはカッコイイと思いました。

WHAT'S IN?は2冊買いました(笑)
お読みでない方、ぜひご一読下さい。

ワールドツアー

2012-06-03 00:55:32 | L'Arc-en-Ciel

世界中に虹をかけてくれてありがとう。

- his warm hands - on pixiv






【20120520USJラルク絵レポ】

2012-05-21 02:55:45 | L'Arc-en-Ciel


【20120520USJラルクレポ】 on pixiv


【20120519USJラルク絵レポ】

2012-05-20 02:15:21 | L'Arc-en-Ciel



【20120519USJラルクレポ】 on pixiv