学ちゃん

学ちゃんこと鎌田学氏が、４月８日の夜に旅立ってしまったとのこと。。。残念です。

先月１２日に筑波サーキットで転倒し、意識不明の重体に陥っていると、そのニュースを知ってからこれまでずっと、復活を信じて、きっと元気になって戻ってきてくれると。。。ただそれだけを信じて祈り続けていました。
大ちゃんの時と同じ症状に陥っていたことに、少しの不安も覚えたけれど。。。でも学ちゃんならきっと大丈夫！絶対に目を覚ましてくれる！と。

そう信じて願ってきただけに、このニュースを知った時には、ただただ言葉を失うばかりで。。。
その時私の中にあったのは悲しい、と思う気持ちだけでした。

でも。実はこのニュースを知る前に、不思議な夢を見たんです。それは。。。

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『ここが現場になります。。。』と私が案内されたのは、そこがどこだかは不明でしたが、あるサーキットの２コーナーを立ち上がったちょっと先。。。となるポイントでした。
その場所のコースサイドには、なぜか鳥居？だとか御神木だとかお榊だとかしめ縄だとか？とにかく神々しいものが飾られてあって、『あ、そうか。ここは学ちゃんの。。。』と私はそれを見て、状況を納得したのでした。
ふと見ると、そのコースサイドのグラベルに、しゃがみ込んで佇んでいる二人の男性がいることに気付きました。その一人は大ちゃんで。。。なぜか大ちゃんはその場所でお線香を上げていたのでした。
私はその様子をちょっと離れたところからしばらく見ていたのですが、大ちゃんはお線香を上げ終わるとスクッと立ち上がって、傍らにしゃがんでいた男性の背後に回って『さあ、行こう！』と促すように、両肩を両手でポン！と軽く叩くと、その男性と共にその場から立ち去ったのでした。。。

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そんな夢を見たものですから、ひょっとして学ちゃんが。。？！と思って、その後慌ててネットで調べて見てみたのですが、その時にはまだ学ちゃんに関するニュースは何も出てはいなくて。
やっぱり私の単なる夢か。。。と、ホッと胸をなで下ろしたのですけどね。後日ニュースが上がってきて。。。やっぱり現実のものとなってしまったかと。愕然としたのでした。

でも救いだったのは、その夢の中で大ちゃんが立ち去る時の表情が、なんとも穏やかなものであったこと。。。
なのでひょっとしたら、もう一人いた男性は学ちゃんで、学ちゃんが道に迷わないようにと、大ちゃんがお迎えに来てくれていたのかな、と。大ちゃんがみんなのところへ連れて行ってくれたのかな、と。そう思うと何だか嬉しくて安心出来て。。。
この現実にも、悲しくはあったけれど、取り乱すことなく、心静かに受け入れることが出来ました。

学のことはもちろんライダーとして昔から知っていましたし、更には昨年の８耐で初めて放送席に来て解説する様子を耳にして、なんて分かりやすく聞きやすい解説をするのだろう！と、今まで知らなかった才能を目の当たりにして大変驚き、今年の８耐でももちろんその学ちゃんの解説が聞けることを楽しみにして、心待ちにしておりました。
なのでもう、それも実現されないんだ。。。と思うとなんとも寂しくもあり、残念に思います。
昨年の決勝前夜に『だら８ナイト』などを開催し、共に８耐を盛り上げていた左嵜さんもさぞ、残念に思っているだろうなと。

学ちゃん自身ももちろん無念に思っているだろうし、ご家族の皆様やライダー仲間の皆様の悲しみを思うと、私も胸が痛みます。。。

けど。きっと学ちゃんは今後もサーキットに来て、頑張るみんなのことを見に来てくれると思うんです。
なのでこの現実は悲しくて辛いことだけど、ただ悲しんでばかりいてはダメだと。
私はそう思うので、これからも私はレースを愛して、楽しんでいこう！と思いますし、私に出来ることを私なりに頑張っていこうと、そう思います。

ライダーの皆様も、今はとても悲しくて複雑な心境かもしれないけれど、このことで、みんなが心を乱してレースに集中出来なくなる。。。なんてことは学ちゃんの本望ではないと思いますし。。。
学ちゃんがやりたくても出来なかったことを、学ちゃんの分まで。。。この悲しい現実に負けず、頑張ってほしいなと。私は思います。

学ちゃん、今までありがとう。
学ちゃんのことはこれからも、私は忘れないからね！