前回の続き、と、言うか、その後の話です。(^_^)
トイレットペーパーを持って家に帰ると、
カラスは、まだ、ゴミを嵐・・・荒らしていた。
ワタシは 玄関に荷物を置くと、箒とちり取りを持って、ゴミ置き場へ向かった。
こんな時、無駄にカラスを 怒鳴りちらしたりしては、いけない。
何かで、カラスはその人を覚えて、攻撃してくる事もある、とか、聞いた事がある。
そして、ネコやカラスは 賢いので、逆恨みされたら、
今度は、もっとひつこく、嫌がらせにやって来るに違いない。
と、ワタシは信じている。
実は、もう、20年も前だけど、
近所のネコをきつく追い払って、本当に酷い目にあった事がある。
毎日、毎日、庭が臭くて、イライラして、ノイローゼになりそうだった。
ワタシは、カラスに話かけながら、掃除を始めた。
実は、ワタシは、鳥さんも大好きだ。
昔、セキセイインコを飼っていた。
とても、可愛かった。
カラスも、生きる為に、仕方なくゴミを漁っているのだと、思うが、
自分ちの生ゴミを散らかされたり、よそのお家の生ゴミを掃除するのは、正直、気が滅入る。
「何にもなかったんちゃう~?」
そんな事を言いながら、ワタシは 生ゴミを片付けた。
カラスは 人間に慣れているようで、ご近所の門柱の上から、ワタシが掃除する様子を 見ていた。
散らかっていたのは、お肉のトレイの中に敷いてあるシートや、紙くずだった。
「 ええもんないやん~。」
ワタシは まるで、ペットに語り掛けるように、カラスに話しかけた。
近くでみると、カラスは意外に大きかった。
くちばしは長く、10センチぐらいも、ありそうだ。
そして、その先端は鋭く、尖っていた。
・・・危ない。
と、思った。
ワタシとカラスの距離はほんの1mほどだった。
もし、今、カラスが 突然、 襲って来たら 血を見るのは 必須。
それも、大怪我かもしれない。
・・・こ、怖い。
そんな感情が沸き上がった。
しかし、今、それを カラスに悟られては、いけない気がした。
本能の叫びだろうか。
ワタシは、カラスから、目をそらしてはいけないと、思った。
ワタシは ビビりながらも、平静を装った。
偉そうにしても いけないが、舐められても、いけない。
カラスは横を向いていたが、よく見ると
・・・・あれ? 目、合ってる・・・?
野生の動物とは、目を合わせてはいけない。
とか言う、うろ覚えの記憶が思い出され、
これは・・・
こういう時はどうしたら・・・と、思った時、
カラスが 目をそらした。
ホッとした。
カラスが勝手に 引いてくれただけだと思うけど、
ワタシは、カラスに負けなかった事を嬉しく思った。
それからしばらくして、ワタシは、また買い物に出掛けた。
カラスは、まだ、そこに居た。
ゴミは散らかっていなかったが、
ワタシは、また、掃除せなあかんのちゃうん。 と、思い、うんざりした。
30分程して、戻ると、ゴミ置き場にARASHI・・・荒らした跡は、なかった。
カラスは ワタシの言葉を意味を理解したのだ。と、思った。
ワタシは カラスと会話出来たような気がして、とても嬉しい気持ちになった。
だけど、すっかり大人になった娘たちは、だ~れも、相手にしてくれなかった。(^_^;)ゝ゛
いつもありがとうございます。
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